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引き継ぎも残務整理も終わり、昨日から新しい仕事を開始した。僕は形から入るタイプなので、まずは机の周りを自分仕様にしないと気が済まない。ブックエンドやらペン立てを100均に買いに行き、使いやすく模様替え。では、いざ仕事！ と意気込んで始めたのだけれど、前任者がろくに引き継ぎをしてくれなくて、昨日今日と途方に暮れていた。

その前任者というのが、僕よりだいぶ若いちょっとイカつい男なんだけども、ずっと独身かと思っていたら、実は既婚者だということが判明。いや、だから何ってわけじゃないんだけど、何となくショックでね。

僕自身は結婚したいとは思ってないんだけど、既婚者ってのはそれだけである意味尊敬してしまうんだ。結婚までのプロセスを踏んだというだけで立派に思えてしまう。また結婚してからもあれこれと面倒なことも多いわけで、それらを乗り越えて自分の家庭をきちんと築いていることが、何より凄いと思うし、僕自身の引け目でもある。だからショックだったんだと思う。「若いけど、僕よりしっかりしてるんだな」と。まあ、未婚者だから未熟者ってわけではないけどね。

NTTドコモが展開している“DoCoMo 2.0”というキャンペーン（？）。サービスや料金を拡充・強化させて、他会社との差別化と巻き返しを図ろうとしているらしい。とは言え、これまでに打ち出された新サービスは、僕にとってはどれも今のところ必要がなく、正直「何が2.0なの？」と首を傾げている段階だ。

結局、いちばん驚いたのはCMで、とりわけ妻夫木聡を起用したこと。かつて織田裕二をKDDIに盗られたドコモだけに、鮮やかに反撃してみせた、というとこだろうか。インパクトがあるって言えば確かにあるけれど、起用するほうもされるほうも、何だか節操ないなぁって印象を持ったのは僕だけでしょうか。

でも出来上がったCMはわりと好き。ドコモのサイトで見られるプレミアムムービー「奇跡の出会い篇」では、登場人物のキャラクターが掘り下げられていて面白い。
中でも気に入っているのが、現在「ワンセグ（焼肉）篇」として流れてる長瀬智也と土屋アンナのやりとり。土屋は父親の経営する焼肉屋「焼き焼きロック」を手伝っていて、彼女のことが気になっている長瀬が店を訪れる。そこで、出した肉を「あー、超うめぇ！」と褒められ、土屋がおしぼりを丸めながら「それほどじゃねーよ」と照れる仕草が最高。やられた。もともと土屋アンナという女優は大して興味もなく、むしろ嫌いなタイプだったんだけど、ちょっと好きになりそう。

そうそう、先日川崎で飲んだときに、エレベーターに居合わせた女性3人組が「妻夫木と瑛太が長瀬に追っかけられてるCMって、銀柳街なんだよ〜」と得意気に話していた。とりあえずCMの認知度は高いのかな。

お片づけ、お片づけ。今日もひたすらお片づけ。
1年3ヶ月も同じ仕事をやっていると、資料なのかゴミなのかわからない書類がごっそりと出てくる。資料としてファイリングすれば、できる男と思われるに違いないけど、面倒臭いのでそういうことは致しません。何か？

以前、ここに書いたメンヘル系の女性。
僕が異動することにショックを受けているらしく、ここのところ元気がない。
それに輪を掛けて、僕もちょっと素っ気なくしているからなおさらだ。彼女は知らず知らずのうちに、仕事面で僕を頼りにしている節があった。実際は僕のほうが部下なわけで、判断をしなきゃいけないのは彼女なのだが、ことある事に僕に判断を求めてきた。一緒に仕事をしているうちはそれでも構わなかったけど、僕はいなくなる。今のままでは今後の仕事のために良くないだろうと思い、ちょっと突き放していたのだ。

たぶん、病気の面から考えると、無理をさせるのはいけないことなのだ。でも、フォローをするのは僕じゃないでしょ？ 上司である課長や、もっと上のボスでしょ？ きっと何も考えていないと思うけど。だって、最高に使えない上司だったもん。“上司に恵まれなかったら”なんてフレーズが流行ったけれど、まさにあんな感じ。
僕の予想では、彼女はまた長期休暇に突入しちゃうんだろうな。僕にも責任の一端はあるんだろうか。帰るときの彼女の疲れ切った表情が少し引っ掛かる。

いよいよ7月がスタート。とうとう配置換えの当日を迎えてしまった。ボスから薄っぺらい紙切れ（辞令）をもらい、新しく配属になる課の人たちに挨拶をした。とくに歓迎してくれている様子もなく、僕が「よろしくお願いします」と言っても、淡々と「あ、どうも」とか言われる始末。テンション下がるなぁ。ああ、新しい仕事、イヤだよ〜。

でも本日はとりあえず今までの仕事の残務整理。しかも前係の重要ポストが一人、身内のご不幸で今日から3日間忌引きでいないときたもんだから、僕はすっかり異動などなかったかのようにこれまでどおり働いた。

夕方、先輩K.Tさんからメールが入る。飲み会の誘い。
･････てか、今日は月曜日だぜ。クレイジーだよ。と思いながらも、こんなときのコネを大切にしなくちゃと思い、みんなが残業している中、渋谷に向かった。
行き付けの店に到着すると、店のママさんが僕専用に刺身（マグロの中落ち、アジのたたき）を用意してくれた。その後も遅れてきた僕なんかのために、そうめんを出してくれたりして、何だか特別待遇。いちばん下っ端なのに恐縮しちゃうよ。その代わり普通に割り勘で払わされたけどね。

実家のマンションは3年に1回、駐車場の抽選がある。僕名義の車なので、抽選会に顔を出しつつ実家に帰る。昨日買った甚平と《となりのトトロ》のDVDとケーキがお土産。何だかずいぶん大盤振る舞いしてるみたいだけど、大丈夫か、俺。

DVDは思ったとおり甥っ子たちにとても反応が良かった。オープニングテーマを何回もリピートするだけなんだけどね。『さんぽ』が流れると、隣の部屋にいても急いで駆け寄ってきて、じっと見てる。映像があると食い付きが違うんだよね。Yutaは曲の最後の ♪ともだちたくさん うれしーいーなー（作詞：中川李枝子）の“なー”のところに合わせて、一緒に「あーーー」と叫ぶ。たぶん、僕が一緒に歌っていて、ここの部分で声を張り上げるから、それを真似してるのかなって思うんだけど、その「あーーー」がとにかく可愛いので、ついつい『さんぽ』ばかりを狂ったように流している。

今週金曜日の保育園の夕涼み会は行けないので、お風呂上がりに甚平の試着会。「かっこいい！」って褒めてやると、何気に上機嫌になる。言ってる意味がわかるのかな。

ボーナスも出て、甥っ子に甚平さんを買ってあげる約束をしていたので、夕方から新宿に出掛けた。閉店が8:00pmなのに、新宿に着いたのが7:40pm。すでに閉店のアナウンスが流れている中、子供服売り場をウロウロと散策。なかなか売り場が見つからず途方に暮れていると、とても感じの良い甚平を発見！ さっそくお店の人にサイズがあるかどうか、それと色違いがあるかどうか（双子はこれがポイント）尋ねてみた。1歳半でサイズは90cm（現在身長は81cm）と伝えると、色違いの組み合わせがあるものを3種類用意してくれた。その中で、僕の好みにあった比較的渋めのやつをチョイスした。
これで来週の夕涼み会もバッチリだね。絶対に似合うと思うし。

中国人の男の子と喋る機会があった。その子は以前映画の学校に通っていたとかで、結構詳しかった。チャン・イーモウの映画が好きだそうで、「イーモウ監督の映画に主演する女の子は、みんな顔が似ている」と言い張っていた。つまりコン・リー、チャン・ツィイー、ドン・ジエ。そうかな？ 似ているかな？

1年3ヶ月やってきた仕事が、今日を最後にお役ご免。それに伴い引き継ぎもあれば、残務整理だってたっぷりあるっていうのに、僕としたことがうっかり飲み会をセッティング。だって仕方ないよ。異動なんていきなり言われてもね〜。

ということで、前々から「飲みに誘ってくださいよ」と言われていた後輩を連れて、川崎に飲みに行った。
僕主催の飲み会は、いつも僕の愚痴を聞いてくれる後輩たちを集めてしまうことが多くて、今日もしっかり不平・不満をたらたらと吐きまくり、後輩たちは文句も言わずに聞いてくれた。ありがたいなぁ。

って、僕の愚痴ばかりじゃつまらないので、僕はいつも「最近どうなの、恋愛は？」などと話を振る。僕の振りから口を割る子も多くて、それなりに信頼されているのかも知れない。
そんな流れで、後輩のE.Sちゃん（♀）に恋愛話を振ってみた。当然最初は口を閉ざしていたんだけど、しばらく経つと「実はお付き合いしてる人がいます」と告白し出す。そうなったらこっちのものよ。「相談に乗るから言ってごらん」的に、相手の素性を吐かせる。大抵の場合、ある程度オブラートに包んでバラすんだけど、E.Sちゃんは結構正直に話してくれた。僕と10歳も違う女の子。何気に自分の恋愛話を話したくて仕方がない年頃なのかもね。
で、いろいろ聞いていくと、どうやら僕の知り合いだということが発覚。それに気づいたときは嬉しかったなぁ。自分で勝手に盛り上がっちゃったよ。「あいつかぁ〜」なんて。他人様の恋愛話って、いつになっても楽しいもんだね。

絶対誰にも言わないって約束したけど、守れるかな。

今月いっぱいで僕はセクションを異動する。マジで寝耳に水の話。できることなら、このまま今の係で仕事がしたいけど、命令だからどうすることもできない。憂鬱だなぁ･････。だけど、ポジティブに考えると、僕はきっと期待されているんだ。僕しかできない仕事があるから、白羽の矢が立ったんだ。
･･･って、そうとでも考えないと、やってらんねえし。

てなわけで、今日は僕の送別会。ま、ただの飲み会だけどね。
駅からやたらと遠い小さな店で、内心幹事に「店選びのセンスねえなぁ」と言ってやりたかったが、どっこい、出てきた料理の内容がとても良かった。タラバガニから始まり、刺身、エビフライ、タコの唐揚げ etc... 食いきれないほどの豪華版。中でもエビフライは超特大サイズで、プリップリのカリッカリ。僕、エビフライが大好物なんだけど、とは言え、そんなに食べる機会もなく、もしかすると数年ぶりに食ったかも知れない。ホント、美味かった。

アルコールを飲む前にウコンを飲むと翌日が楽だと聞いて、液体とチュアブルのウコンをコンビニで買って、飲み会が始まる前に服用してみたけど、家に帰った今、若干具合が悪い。本当に明日は楽なのだろうか･･･。心配になってきた。