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2014-01-29 (Wed)

グルメ番組を見て思う

最近バラエティ番組を見ていると、グルメ情報(食べ歩き)が実に多いですね。で、またそれが美味しそうなもんだから、つい見ちゃうんだ。
芸能人が「あ〜美味しい」などと喜ぶ映像を見て、視聴者には何得なのか正直疑問ではあるけれど、やっぱり見ちゃうんですよ。フードポルノってやつでしょうか。

番宣のために出てくる役者さんなどは、役を演じていない素に近い部分が垣間見えるので、こういうところで真価が問われますよね。好感が持てるか持てないか。
“食べる”という行為は人間の根源ですから、どんなに装っていても滲み出てしまうものってあると思うんですよ。品性とか育ちとか人柄とかね。
昨日の「火曜サプライズ」に出ていた北川景子とか、良かったですねぇ。食べ物を美味しそうに食べる女性は素敵。女優としては“大根”と思ってますけど、ちょっとファンになりました。


そんなグルメ番組を見ていて、ふとあることが頭によぎりました。
先週だったか、コンビニエンス・ストアのファミリーマートが、フォアグラを使ったお弁当の発売を中止するというニュース。何でも、消費者からフォアグラの生産方法が残酷だというクレームが寄せられたのが、その理由だとか。

苦しむガチョウの口に無理矢理餌を流し込んで太らせるらしく、残酷っちゃ残酷ですよ。
でもそれを言ったら、焼肉屋で出てくる霜降りの牛肉だって、人間がそのように改良したわけで、決して自然な姿ではない。でもそれは人間に食されるために飼われた家畜であるから、残酷という概念はそぐわないものとされるのか。牛や豚なら良いのか。
いったい何が残酷で何が残酷じゃないのか・・・つくづく難しいことだと思います。

つまり何が言いたいかと申しますと、肉でもフォアグラでも、自分の皿に辿り着いてくれたってのは本当に有り難いことなんだと、グルメ番組を見て感じた次第なのでした。

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