2013-04-10 (Wed)
気取って食べるもんではない
普段、朝食は池尻大橋のホーチャンで済ましているため、お昼に蕎麦やうどんをいただくことは滅多にないのですが、今朝は愛するホーチャンが年に何度かある臨時休業。
であればってことで、昼食は前から一度入ってみたいと思っていた「驀仙坊(ばくざんぼう)」という手打ちそばのお店にしました。
ここは以前に一度フラれたことがあって、8ヶ月越しの実現です。
立ち食いそば以外のいわゆる“そば屋”で、座ってゆっくりお蕎麦をいただくことってほとんどなくて、店に入るだけで意味もなく緊張してしまいましたよ。入り口は重厚な木の扉だし、中に入ると間接照明ばかりで薄暗いし。
ちょっと物足りない量でしたが、まあそれなりに満足しました。ただ同時に、蕎麦ってもっとファストフード感覚で食べるもんだよなぁと思いましたね。
「味覚を研ぎ澄まして、蕎麦の味を楽しんで」とでも言わんばかりの気取った雰囲気。そしてお値段。「これっぽっちでこの値段かよ!」っていうのが正直なところ。
それに、美味しかったけれども、ええ、美味しかったけれども、敢えて言わせてもらうならば、僕が30数年来通い続けている「や寿野」の蕎麦にはかなわないって思ってしまったんですよ。80歳過ぎのおばあさんが作る素朴な田舎蕎麦。
気取ったところは微塵もないし、お値段だって超リーズナブルですからね。
「立ち食いそばばかり食ってるヤツが、偉そうに蕎麦を語るな」って言われそうですが、僕が思うに、何よりもまず気軽に食べられるのがお蕎麦だよなって。ねぇ?
まあ、結論としては、もう少しガッツリ食いたかったってことですよ。