2006-09-17 (Sun)
バリ島紀行 Vol.3
せっかくあるホテルのプールを使わない手はないので、午前中はピチャピチャと水遊び。これまで僕はリゾートなんてまったく無縁だったので、どう楽しんでいいのかわからなくてね。バスタオルとか何も言わずに貸してくれるし、使いたい放題だし、「そんなことくらい知ってましたよ」ってな顔はしてたけれど、「へえ、いちいちお金取られたりしないんだぁ・・・」などと内心ビックリしていました。
昼飯を食べようと入ったレストランで、念願の“青い飲み物”を注文しましたよ。とりあえず日本の皆に公言したのが「青い飲み物を、ビーチで飲んでくっから」ということで、ウェイターさんにメニューを見ながら“Which is blue one?”と言ったら、優しく“BLUE LAGOON”というカクテルを教えてくれました。目的の一つはこれで達成。それはともかくアルコールがキツくて、空きっ腹には効いた〜。しかも時間がなくて、そのまま昼飯は食いそびれる始末・・・。
午後はバスでウブドという少し山沿いの観光地へ行きました。旅行会社のオプショナル・ツアーらしく、まずは提携している雑貨屋と銀細工屋に連れて行かれ、いくらか買い物をさせられた後、モンキー・フォレストという猿が放し飼いにされている公園に到着。高尾山のサル園みたいなもんだろうか。
僕は動物が嫌いなので、可愛いなどとは夢にも思わないんですが、皆は「可愛い〜♥」と連呼していました。まぁ、こちらから触ったりしない限り、人に危害を加えたりはしないらしいですが、とにかく緊張するわ。
その後、ネカ美術館に連れて行かれ、若干退屈をし(絵とか全然興味なし)、さらにサレン・アグン宮殿という今でも王様が住んでいるという建物に行きました(ここも興味なし)。
そしてようやくフリータイムになったので、町を散策。活気があって、ゴミゴミしていて、貧しかった。きっとこれでも観光地なので小綺麗なほうなんでしょうね。
夕食は見晴らしの良いホテルのレストラン。ラムのカレーがメイン。昨日のバリ料理に比べると、だいぶ洗練されている感じですが、眺望は素晴らしいし、風がとても心地よくて、またまた当たりの食事でした。
ただ、僕らのテーブルの近くで民族楽器を生演奏してくれたのだけれど、それが年端もいかない少年だったのがとても気になってしまって、実のところちょっと落ち着かなかったのも事実。
食後は宮殿に戻り、バリ・ダンスの鑑賞です。これはかなり楽しみにしていた一つ。
ジャヤ・スワラという舞踊団で、レベルはとても高いとガイドさんが言っていましたが、本当に素晴らしかった。
瞳をギョロッとさせているのが特徴で、指先・足先にまで全身に神経を集中させて、腰を落として踊る。途中、肩で息をしていたのが見えたので、相当な運動量なんでしょうね。衣装もメイクも美しくて、滅多に見ることのできない様式美を楽しませてもらいました。
それと、ガムランの演奏には驚きましたね。結構な数の演奏者がいるのだけれど、それが一糸乱れずにハイ・スピードの16ビートを刻んでいくんですよ。連れにどれだけ凄いかを言葉で伝えようとしたけど、通じていないようでした。