2014-03-26 (Wed)
もっと噛みましょうよ
カウンターばかりのスパゲッティ屋に入ったときのこと。
僕の正面に太った男性が座りました。推定体重130kg超。その店はレギュラーサイズでも麺が300gもあってかなり食べ応えがあるのですが、その男性はダブルサイズ(600g)を注文していました。
僕がレギュラーサイズを先に食べていると、およそ5分遅れで特大のナポリタンが運ばれてきました。その量たるや、なかなかの迫力。しかしその男性、僕の倍もある麺を見る見る平らげていき、途中粉チーズを無心に振りかけたりもしていたけれど、それでも食事時間はわずか10分ほど。あっと言う間に店を後にされましたよ。
あまりの食いっぷりの良さに、呆気にとられて思わずじっと見入ってしまったのですが、気づいたのは、早食いの人ってほとんど食べ物を噛んでいないんですね。一回に口に運ぶ量も多いんだけど、口に入れて4、5回噛んだだけで飲み込んでしまうの。
まさに「スパゲッティは飲み物」感覚。昔、そんなようなことを言ったタレントがいましたが。
食べてるというよりは、ただ胃に入れているだけみたい。鳥やヘビが食べ物を丸呑みしているような、ブタが餌を貪り食っているような、そんなイメージ。
「だから太っている人は“ブタ”とか呼ばれちゃうんだよ」なんて思ったりして。
だいいち、あれで味がわかるのかな・・・。そもそも食べることが好きな人たちなんでしょうから、もう少し味わって召し上がればいいのに、と。
よーく噛んでいるとわかる味ってのもありますからね。噛まないと消化にも悪いし。
“30回咀嚼するのが良い”って、何年か前に「ためしてガッテン」でやっていました。