2013-01-21 (Mon)
やっぱりピカソは偉いらしい
ラジオ番組は基本オンエアーではなく、録音したものをジョギング中かバス通勤の時に聴いていまして、最近ジョギングをサボっているものだから、すっかり録音が溜まってきて、時空の歪みがすごいことになってしまい、昨年12月放送分とかを今頃チェックしています。
ちなみに“時空の歪み”とは「柳原可奈子のワンダフルナイト」で頻繁に出てくるワードです。
今日は2週間前の「安住紳一郎の日曜天国」をようやく聴き終えたところ。
ゲストdeダバダには、多摩美術大学教授で「ピカソは本当に偉いのか?」の著者・西岡文彦氏が出演されていました。
美術の世界は、既存の批評家たちに難解な解説をされ、その絵画が「果たして本当に美しいのか?」と声に出すことをはばかられている、まさに「裸の王様」状態。その最たるものがピカソの絵で、「どうしてあれが珍重されているのか、わからないって言えばいいじゃん」というような論調でお話をされていました。
そうは言っても、西岡先生はピカソの絵をこよなく愛していらっしゃるようで、何よりも印象的だったのはニューヨーク近代美術館蔵の「アビニヨンの娘たち」を評して「絵の具が昨日塗ったみたいな色」と言っていたこと。
僕は本当に、本当に絵画は不調法中の不調法で、美術館に行ったことも片手くらいはありますけど、まっっったく心に響かず、そこにいることすら苦痛に感じるくらいなので、作品のどういうところに注目したら良いのか、知らないし興味もないのですが、小難しいことではなく「昨日塗ったみたいな(フレッシュな)色」という解説には、グッと心惹かれましたね。
ピカソは小さい頃から、父親に画家になるための知識を叩き込まれて、筆遣いや絵の具に対する知識がすごいのだそうです。
どんな色なのか、すごく興味が湧きましたよ。ニューヨーク行っちゃおっかな。