2010-10-18 (Mon)
歳を取ったら演歌が好きになるのか
職場にいる50代のオッサンが、整髪料だか香水をプンプンさせてるんです。それがまた若者から発することは絶対あり得ない“ザ・オヤジ”っつー匂いなんですよ。いったい何を付けるとこういう匂いになるのか聞きたいくらい。
「僕もあと10年くらいしたら、ああいう匂いの整髪料とか使っちゃうのかな」と言うと、目の前の席の女性曰く「あれは、あの年代の人のファッションなんじゃないですか」と。
きっとそうなんですよね。僕らが50代になっても、ああいう匂いはさせない。
各世代には各世代が過ごしてきた時代なりの美意識があって、今の50代が若い時は、ああいう匂いの整髪料でも普通にイケてたってことなんじゃないかな。
それと同様に、僕は子供の頃から「いつか大人になったら演歌を良いと思える日が来るのだろうか?」と疑念を抱いていたのですが、これだってある年齢になれば演歌を好きになるってもんじゃないってことですよね。
音楽の好き嫌いは、絶対に育った環境で決まるもので、歳を取るにつれて多少穏やかな曲を好むとか、そういう変化はあるにしても、それまでロックを好んでた人が突如『舟歌』を聴いて、しみじみしたりはしないのですよ。やっぱり10〜20代で聴いていた音楽を、いくつになっても聴いているに違いない。
やーでも、ジジイになってもアニメソング聴いてるオタクとか、想像したくねーなー。
て言うか、自分がどんな50歳、60歳になっているのか想像できねー。