2010-08-05 (Thu)
関係ないのはわかっちゃいるけど
蚊に刺されやすい血液型はO型――というのは、どうやら科学的根拠がないそうです。
どの血液型が刺されやすいかを調査した実験では、たしかにO型が多いという結果が出ていたり、O型の血液の細胞表面にある“糖鎖”という化合物が、花の蜜の分子構造と似ているため、蚊が好むという説もあるようです。
しかし、“糖鎖”は不揮発性の物質で、飛んでいる蚊がそれによっておびき寄せられることはないだろうというのが現段階での結論。実験結果もたまたまなのかも知れませんね。
僕も含めて日本人は、血液型の話で盛り上がるのが大好きじゃないですか。
楽しいんですよね、人間を体系的に括るのって。
けれど、蚊に刺されるのと同様、性格診断だの占いだのって何の根拠もないんだよね。血液型が人格形成に影響がないというのは、今や完全な定説。
それは承知した上で、僕は結構気にしてるんですよ。それによって付き合い方とか気をつけたりしますからね。「この人はA型だから、飲み会と言えど失言すると引きずるよね」とか「なんか気が合わないのはO型だからかな」とか。
机を並べて仕事している女性、僕はB型だと睨んでいたのですが、AB型でした。
キターーー、AB型。僕の友達にほとんどいないAB型。考えてることが手に取るようにわかるけど、親密な関係にはならないAB型。だけどすごく親近感の湧くAB型。ほかの血液型の人は覚えられないけど、AB型の人だけは忘れません。いつも頭の片隅に「この人はAB型」という情報がついて回ると思います。
「だいたい付かず離れずの人間関係ですよね?」と僕が言うと、「そうなんですよー」と激しく同意してくれました。あまたある人格形成要素のほんの一部が似ているだけで、血液型括りしたくなっちゃうのが楽しいんですよね。二重人格最高!