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2010-05-24 (Mon)

遺品整理という職業があるんですね

昨日放送の“にち10”で、ゲストコーナーに女優の高畑淳子が出演し、本日オンエアーのドラマについて熱く語っていました。
遺品整理人 谷崎藍子 〜死者が遺したメッセージ〜」という2時間もの。こういう単発ドラマを見ることは滅多にないのですが、ラジオでのトークで興味が湧いたので、チャンネルを合わせてみました。

主演はもちろん高畑淳子。ほかに鶴見辰吾、窪塚俊介、中原ひとみ、矢崎滋、加賀まりこ etc...
とある嘱託殺人事件をめぐるサスペンス。遺品整理を依頼された主人公が、遺された物の状況に違和感を持つところからストーリーが展開していきます。後半は、親と子の因縁というテーマが軸となり、大変骨太なドラマに仕上がっていました。
特筆すべきは、容疑者の幼少期の母親を演じた七瀬なつみ。存在感が出すぎず引っ込みすぎず、複雑な母親の感情をよく演じていたと思いますね。

遺品整理”を題材にしたドキュメンタリーを見た高畑さんが、舞台化のために情報収集を行っていたところ、その企画がドラマの形で実現したということで、思い入れの強い作品だと言っていました。なるほど、随所にリアリティが感じられて面白かったです。
大事にしている物は、男性は腰から上(高い場所)、女性は腰から下(低い場所)にしまっておく傾向があるそうですよ。おじいちゃんなら天井裏、おばあちゃんなら床下ってとこでしょうか。本物の特殊清掃業の人の言葉だそうだから、間違いないでしょ。

それにしても、こういう題材を見ていて気になるのは、やっぱり遺族に見られたくないあんな物やこんな物だよねぇ・・・。
だけど、PCのエロデータを知られようが何しようが、生きてる時の虚栄心なんて、死んでしまえば無意味かなぁとも思ったり。よほどの悪事でなければ、遺族は「バカなやつだなぁ」と笑って済ましてくれるんじゃないですかね。

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