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2008-11-30 (Sun)

“話す”という手段

本日、休日出勤。
オフィスビルなどで玄関を入ったすぐの所にいる受付嬢、もしくはデパートの案内係みたいなことをさせられました。お客が来ると「どのようなご用件ですか?」と聞いて、窓口を案内する。本来はちょっとお偉い管理者が責任を持ってするはずの仕事なのに「ちょっとほかにやる事があるから」とか言って、僕に押し付けやがって。それも1〜2時間かと思えば丸一日。バカにすんじゃねーよ、まったく。
と言っても、お客はせいぜい15組程度。大方の時間はぼんやりしていました。つーか、半分寝てました。脳みそが半分だけね。

お客の中に一人、耳の不自由な方がいました。
僕を含め、手話ができる職員などおらず、意思の疎通は“筆談”です。僕自身、これまでも何度か筆談をしたことはあったけれど、今回改めて思ったのは「“話す”という行為は意思を伝えるのに、なんて便利な手段なんだろう」ってこと。どんなに一所懸命速くペンを走らせても、スピードという点ではどうしたって“話す”ことには適わない。相手に失礼にならないかと心配しつつ、とても雑な言葉(たとえばタメ口)で紙に書き、細部まで伝わらないんじゃないかという不安もありました。
ああ、僕は“話す”というコミュニケーション・ツールを備えているのだから、これを最大限活用しなくては聾唖の方にぶっ飛ばされそうだな。そんな風に感じました。

あまり深く考えずに“話す”ことの便利さを書いてしまったけれど、言葉が不自由であることに対して愚弄したりするつもりは毛頭ありません。でももしこの文章を読んで不快に思われた方がいらしたら、ゴメンナサイ。

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