2007-02-05 (Mon)
あとの祭り
職場の近くのレトロな商店街。昼飯を食いに僕もよく利用しているのだけれど、昨日未明に火事があったらしい。結構大規模で、15もの店舗が全焼したんだって。真横を通ってるJR南武線は2時間も運転を見合わせたんだとか。
そりゃてぇへんだ!って、いてもたってもいられずに、昼休みにどんな具合になっているのか見に行った。そしたら現場は通行止め。焼け焦げた残骸がほとんどそのままになっていて、真っ黒くなったトタン屋根が崩れ落ち、近寄ると焦げ臭い匂いがした。
同じ課のS.Aさんも昼飯を食いに、その商店街に通っていたらしく、焼けたお店の人に「また元通りにしますから」と言われ、何と答えていいかわからず「あ、がんばってください」と言ったそうな。
炎が燃え盛っているときは、すごい騒ぎだったんだろうが、焼け跡なんて意外と落ち着いたもんだった。近所の人同士で「すごかったわねぇ」なんて呑気に会話しているのを見ながら、不謹慎ながら美空ひばりの『お祭りマンボ』が頭の中を流れていた。
お祭りすんで 日が暮れて
つめたい風の 吹く夜は
家を焼かれた おじさんと
ヘソクリとられた おばさんの
ほんにせつない ためいきばかり
いくら泣いても かえらない
いくら泣いても あとの祭りよ (作詞:原六朗)
そんなイメージ。火事は嫌だね。火の用心。