2006-10-05 (Thu)
ピンドン入りまーす
何故なのか僕は、ちょいちょい「ホストやれそうだよね」って言われる。
風貌が? いやいや。歌舞伎町で僕の写真が飾ってあっても、誰も見向きもしないと思うな。若い頃は佐藤浩市に似てるって言われたこともあったけど、今じゃ醜いオッサンですよ。
じゃあ物腰が? いやいや。言う事は辛辣だし、優しさなんて微塵もないですよ。女性を褒めたりするのも苦手です。
じゃあ雰囲気が? いやいや。片膝ついてタバコに火を点したりなんて、間違ってもしそうなタイプじゃございません。
僕をよく知る人は、一様に声を揃えて「あなたは絶対ホストとかできないわね」と宣う。理由はマメじゃないから。それは自分でもよ〜く自覚している。誰かと付き合っていても絶対に毎日電話を掛けたりしないし、逢うのだって別にそんなに頻繁じゃなくていい。基本は放置プレイだよ。
だから、何を以て「ホストやれそうだよね」と言うのかは謎なんだけど、「それって褒め言葉ですか?」って聞くと、一応褒め言葉のつもりらしいので(何が?)、ありがたくお言葉を頂戴しておく。
だけど、ホスト稼業ってめちゃくちゃ大変なんだよね、きっと。
好きでもないお客に愛想笑いを振りまき、時には「愛してるよ」とか言ってみたり、時にはごっついオバサンとエッチすらしてみせる。話題が尽きないように常にいろんな事にアンテナを張り、身なりもきちんとしておかねばならず、酒はとことん飲めないと務まらない。自己鍛錬を欠かせば、あっと言う間に蹴落とし蹴落とされの世界。それがホスト稼業。
やっぱり僕には到底無理。無理・無理・無理。