2001-03-11 (Sun)
幸せ家族を不幸が襲う
近所にあるベーカリーレストラン「サンマルク」にご飯を食べに行きました。店にある窯で常に焼いているパンが、おかわり自由。ちょっと小洒落たフランス料理なんですが、値段も雰囲気もファミレス並で(でも、ピアノの生演奏なんかもあるんですよ)、気軽に入れます。
今日は日曜日ってこともあってか、とにかく小さい子供連れの家族が多かったですね。
今時のガキどもは、小さいうちから贅沢してるんだなぁ・・・。けど子供たちだって、本当はこんなお店じゃなくて、メニューもいっぱいあって、オモチャとか置いてあるような所のほうが喜ぶと思うんですけど。きっと奥さんに「たまにはファミレスじゃなくて、もう少し洒落た所に行きたいわ」なんて言われて来てるんでしょうね。
家族揃ってお誕生日会!って客も結構いましたね。孫の誕生日に、おじいちゃん、おばあちゃんからのプレゼントって感じで、“ほのぼのオーラ”をバシバシ放っていますよ。
そんな中、「今日の主役はおじいちゃん」と思われる大家族がいました。
息子さん、その奥さん、孫にそのお嫁さんたち、曾孫まで総勢10数名。「こうして皆でおじいちゃんの誕生日を祝えるなんて、幸せだね」(←僕の想像)と、ワイン・グラスを持ちながら、長々と乾杯の口上を言っている息子さん。いかにも、幸せそうな光景です。
ところが、しばらくすると主役のおじいちゃんが、具合悪そうにし出したんです。真っ青な顔をして、冷や汗をかいています。こりゃ大変だ。
とうとう救急車が来てしまいました。お客がビックリしないように、サイレンを鳴らさずに到着したのですが、おじいちゃんは歩くこともできないようで、救急隊の人が担架を持って入ってきた時は、さすがに騒然となりましたね。
おじいちゃん、飲み過ぎちゃったのかな?
そのご家族にしてみれば、さっきまで幸せ一杯(に見えた)だったのが、突如としてディナーが台無しになってしまったわけで、うーん・・・何て言うか、幸・不幸って紙一重だなぁって思いました。いつ何が起こるかわかりません。