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いつものように家路に向かって地下鉄に揺られていると、表参道駅から僕の目の前に、一人の女性が立ちました。一見女子大生風。化粧はそこそこバッチリ。
でもよく見ると、下っ腹がふっくらしている感じ（←ええ、ジロジロ見すぎなのはわかっています）。そしてバッグにはマタニティマークがつけてあるじゃないですか。
えせフェミニストの僕としては、ここは席を譲るしかありません。小さく「座りませんか？」と声を掛けると、こちらが気恥ずかしくなるくらい大きく「あ、どうもありがとうございます」と感謝されました。

そこまでは良かったんです。
電車が渋谷に着くと、隣に座っていたオジサンが下りてしまったんです。ちょうど僕が座れるポジションが空いてしまったの。しかし今、譲るために立ったばかりですよ。譲った女性の隣に再び座るのは、あまりにも気まずい。いくら神経が図太い僕でも、やっぱり気まずい。
で、下りました、渋谷で。
･･･なんか間抜けだよなぁ。だって、はじめから渋谷で下りる予定であれば、わざわざ席を譲ることないわけでしょ？ その子にしてみれば1分、いや数十秒早く座れただけじゃん。恩着せがましい印象だけを残した僕は、間抜け以外の何者でもありません。

さて、下りるつもりもなかった渋谷。「そうだ！ 今日は節分だった」と思い出し、せっかくなので東急フードショーで太巻寿司を買って帰ることにしましたよ。恵方巻。

節分に恵方を向いて太巻寿司を切らずに無言で食べれば吉となるそうですが、初めて聞いたときから恵方って誰が決めてるの？と疑問に思っていたんです。そしたら今日買った寿司の包装紙に、恵方とは「歳徳神の在する方位」と書いてありました。よくわかりませんが、誰かが毎年決めてるんじゃなくて、昔からの決まり事のようですね。
恵方巻、切らずに食うのはあまりにもヘヴィーだったので、半分にしときました。

雪景色を見るのって、ちょっと久しぶりかも知れない。
朝にはすっかりやんでいたけれど、人や車の通りが少ない道路はまだ雪が積もっていて、歩くのに難儀しましたよ。いつもより5分だけ早く家を出ました。

いつものように半蔵門線に乗っていると、おや？ 窓の外は雨が降っている？ 地下鉄なのに？
って、そんなわけない。電車の屋根に積もった雪が少しずつ解けて窓ガラスを伝っているのが、雨が降り付けているように見えるんですね。ええ。ただそれだけなんですが。

電車が止まることもなく無事に着けたと油断していたら、会社のビルの前のシャーベット状の雪に足を取られましたよ。不覚。
間一髪、転びはしませんでしたが、バランスを崩してだいぶ恥ずかしい動きをしてしまいました。その姿を知り合いに見られて、消えてしまいたい気分です。

会社を出る頃には完全に解けていましたが、逆に雪かきしてあった所ほど、こんもりと雪が残ってるよね。大変な思いをして雪かきなんてしても、東京だったら日中には解けるんだから、無駄な労力は掛けないほうが良いんじゃねーの？

昼過ぎに降り出した雨は、仕事を終えて外に出ると、みぞれに変わっていました。
寒い･･･。2月ならこのくらいの気温でも普通なんだろうけど、堪える。気持ちはすでに春にまっしぐらだったから、すごく堪える。

あまりにも寒かったので、みそラーメンでも食べよう。ひもじいと余計に寒さが身にしみますからね。こういう時は熱々のみそラーメンに限るのです。

「コ」の字になったカウンターで、真正面に座っていた女性。見るとはなしに様子を眺めていたんですが、途中から彼女の食べ方が気になり出しちゃって。もう目が離せない。
ラーメンをすすらないんですよ。レンゲに麺を乗っけて、パクッて食べるの。これが美味しくなさそうなこと甚だしい。ラーメンはスープを持ち上げてナンボでしょ？
もしかして、すすれないのかな？ 呼吸がうまくできずに、すするとむせる女性がいるって話は聞いたことがありますが、だったら「ラーメンを食うな」って言いたくなりますね。レンゲでパクでは品も良くない。
･･･って、まあいいか。どういう食べ方しようが、僕がとやかく言うことじゃないね。

さて、食べ終わって地下鉄に乗り、世田谷まで帰ってくると、みぞれが完全な雪に変わっていました。路面にうっすらと積もっていて、革靴では足下が滑る。このまま降れば、数cmは積もるんじゃない？ せっかくだから首都圏機能が麻痺するくらい積もって欲しいな。

僕は横浜育ちですが、都内在勤が長いので、横浜の中心部の土地勘がいまいちありません。中華街にも数えるほどしか行ったことはないし、みなとみらい地区などほぼ皆無。
たまには横浜に行きますか、行っちゃいますかということで、甥っ子たちを連れて中華街へランチを兼ねてドライブ。
はじめ三溪園に行ってみたくて、車で向かったのですが、0:00pm近くには駐車場は満杯。残念ながら山下公園に折り返し、まずは昼食。

たくさんの店が並ぶ中華街。いつもどこがいいのかわからずに右往左往するのですが、父親が知っているという「吉兆」という店に決めました。
あさりそばが有名らしい。ほとんどの客が注文していましたよ。甥っ子たちにも食べさせたんだけど、文句も言わずに食べていたので、美味しかったんじゃないかしら。僕はスープだけちょこっといただいただけなので、何とも言えません。

中華街を歩いていると天津甘栗の露店がそこかしこにあって、売っている人たちがちょっと強引だと聞いていたんですが、たしかにそうですね。両親にもあらかじめ「気をつけて」と言っておいたので、嫌な思いもしなかったけれど、地方から初めて来るような人には印象が悪いかもなぁって感じました。甘栗屋なんて、いつの間に増えたんだろう？

食後は山下公園でしばし海を眺めていました。
甥っ子たち、波が打ち寄せる様子を見ているのが好きみたいで、近くに氷川丸とかあるのに、柵から身を乗り出して波打ち際を見てばかり。大きな船は興味ないかい？

どっっっぷり夜更かししてしまって、床に就いたのは明け方4:30amだったのですが、気合いで10:00am前には起き出して、病院へ向かいました。
今年もやってくるんですねぇ･････花粉症のシーズンが。

毎年、実家の近くのわりと大きな総合病院の耳鼻科で受診をしているのだけれど、忘れていました。初診時特定療養費2,100円。昨年はそれをよく理解しないまま「何なの！？」と思っただけで終わっちゃったんですが、今年もやっぱり取られて、はたと思ったわけです。「何のための金なのか調べておこう」と。
かいつまんで言うと、「他の医療機関等からの紹介状なしに200床以上の病院において初診で受診した場合、初診料の他に各病院が定めた金額を徴収できる」というものだそうです。

つまり、わざわざ実家の近くの総合病院に行くのが間違いだったということ。
何年も通っているから、すっかり“掛かり付け”の気分でいたけれど、年に1、2回しか行かなければ毎回初診扱いになるのよね。それに、どうせアレルギーの薬を処方してもらうだけなんだから、自分ん家の近くの診療所で十分。そのことにもっと早く気づくべきでした。

それにしても2,100円って高いよなぁ。鼻をちょこちょこっと診てもらっただけだよ！？ おまけに吸入もはっきり断ったのに、投薬料（68点）とか付いてるし。
もう二度と行ってやんない。ごきげんよう。

1月は異様に長く感じました。
人間、年齢を重ねると時間を短く感じると申しますね。心拍数が多い子供のうちは時間を長く感じ、大人になって心拍がゆっくりになると相対的に時間が短く感じられると聞いたことがあります。ああ、この説はわかるなぁ。先日の歯医者で時間がめちゃめちゃ長く感じたのは、緊張でドキドキしていたからなんだよね。
ということは、今月は何かとドキドキすることが多かったということか？

ともあれ、ようやく1ヶ月終わり、2010年も残すところ11ヶ月！ 後輩Y.Mくんに誘われて、御徒町の近くにある串揚げ屋さんに飲みに行きました。

残業をしてからだったので1時間半ほど遅れて行くと、すでに出来上がってる様子。Y.Mくんは何かに取り憑かれたように風俗体験を語っていましたよ。僕ならその話、もう5回は聞いてる。
こういう時、不思議と“いまいちだった体験談”を話すことが多いですよね。
「デリヘルを呼んだらものすごいオバチャンが来た」とか「ぼったくりピンサロで電車賃を残して全部巻き上げられた」とか「興奮のあまり眼鏡をぶっ壊した」とか。
みんな、若い頃は無茶な遊びをしてたりするのね。もう一人の子は、若い頃「お風呂に6万円使った」とか言ってたし。

男って、なんでそんなにお金とエネルギーをそこに注ぎ込んじゃうんでしょうね？
と言うか、太古の昔からセックス産業は脈々と存在していたわけで、人間の根源的なものなんですよね。性欲って凄いな。

今時のギャルっぽい女子高生が、僕の前に立って電車に揺られていました。見ると･･･
頭に点々とでっかいフケがある。
･････風呂に入ってるのかしら。髪の毛を洗ってるのかしら。
若いから新陳代謝が良すぎて、フケがいっぱい出ちゃうのかも知れないけれど、やっぱり少しギョッとしてしまったな。清潔がいちばんだよね。それともフケフェチとかいるのか？

同僚たち2人と渋谷で飲んでいたら、珍しくタバコのPRをする女の子が来ました。男ばかりで飲んでいると、空気を爽やかに変えてくれるので、タバコを吸わない人でも顔がほころびますね、露骨に。ケント・ナノテックという異様にスリムなタバコのサンプルをいただきました。喫煙者は僕一人だったので、1つだけ。

終盤はアニメの声優の話題になったのだけれど、ほぼ同年代で話すと、往年のベテラン声優とかが中心になってしまうのが悲しいところ。若手のアイドル声優とかそういうのは、からっきしわかりません。

僕的に盛り上がるのは、何と言っても「それゆけ！ アンパンマン」の声優陣の豪華さです。主役をやっているのは、あのマチルダさん（戸田恵子）ですよ！ ばいきんまんはフリーザ（中尾隆聖）、ジャムおじさんはマスオさん（増岡弘）。
これを聞いただけで上がるでしょ？
ほかにレギュラーでブルマ（鶴ひろみ）、スネ夫（肝付兼太）、「魔女の宅急便」の黒猫ジジ（佐久間レイ）、風の谷のナウシカ（島本須美）、「キャッツ・アイ」の来生愛（坂本千夏）、上杉達也（三ツ矢雄二）、「アラジン」のジーニー（山寺宏一）、ブラック・ジャック（大塚明夫）、磯野カツオ（冨永みーな） etc... ね？ まさに綺羅星★★★

子供番組をがっつり見させられている僕ならではの蘊蓄を披露したのでした。

酔った勢いのトークを後で暴露されると、何だかとっても恥ずかしいものです。
映画《アバター》などで今話題の3D映像。アメリカでは3Dテレビも登場しそうな様子ですし、これから様々な映像メディアに広がっていく分野なのは間違いなさそう。
で、僕がポロッと「3Dポルノとか出たら、ぜひ見てみたいよね」ってなことを言ったらしいのです。てか、言いました。「いろんなもんがものっっすごい飛び出してくるんだぜ」みたいな。
見たいよね？ 見たいでしょ。ええ、見たいですよ。
しかし後輩Y.Mくん、よりによって仕事中に同僚の女性に暴露するなんて･･･。僕、すっとぼけましたよ。「そんなこと言ったっけ？ いや、言うはずない。酔っていたから覚えてない」

今日は歯医者の日でした。
前回のドキドキほどではなかったけれど、当日になるとやっぱり緊張して、行くのをやめようかと思ったりして。でも勇気を振り絞って行きましたよ。（←いつも大袈裟でスミマセン）

診療台に座り、「どうですか？ 痛みはありましたか？」などと聞かれ、そのまま処置となります。麻酔を打って今日も無痛で治療できるのだと甘く考えていたら、不意に針でガリガリとやられて、思わずのけぞってしまいましたよ。なぬっ？！ 麻酔しないのかよ！
しばらくすると、電動ドリルでキュインキュイン始めるじゃありませんか。歯に当てられる度に得も言われぬ鈍痛が全身を走り、顔をしかめて拳を力一杯握りしめたまま、体が硬直するのが自分でもわかりました。

処置は正味10分くらいだったと思いますが、長かったこと長かったこと。もしもこんな治療が続くんだったら、ちょっと挫けちゃいそうだなぁ･･･。