2013-06-12 (Wed)
Poor Unfortunate Souls
決算の仕事がオールアップになり、僕が今やるべきは、後回しにしていた書類の整理。
整理って、ガチで整理ですよ。山積みにしてあったものをファイリングするとか、製本するとかそういう作業。昨日、今日と2日間それに掛かりっきりで、ようやく終わりが見えてきましたよ。どんだけ溜めてたんだ?って話。
書類の整理だけで2時間も残業し、昼間は楽しいことが何一つなかったので、家に帰りインターネットで動画などを見ながら気分転換。
何となくディズニー音楽が聞きたくなって、検索をしたらいくつか出て来たのですが、僕は1990年代のいわゆる第二黄金期がど真ん中の世代なので、初期の作品よりも《美女と野獣》とか《アラジン》が好きなんですよね。やはりアラン・メンケンは抜群です。
「ディズニー映画の中で最も好きなナンバーは?」と聞かれたら、いろいろ迷うところではあるけれど、僕は《リトル・マーメイド》の『哀れな人々(Poor Unfortunate Souls)』を挙げると思います。
第二黄金期の原点とも言うべき《リトル・マーメイド》の中でも、最もミュージカルらしい曲――と言うのは、ミュージカルの醍醐味の一つに「音楽で物語を展開する」というテクニックがあります。台詞で状況を説明するのではなく、ミュージカル・ナンバーに乗せてストーリーが次のステップへ進んでいくということ。
魔女アースラが、人魚アリエルの声と引き替えに彼女に足を授けるという、いわば起承転結の「承」にあたる重要なシーンを『哀れな人々』という一曲が担っているわけですよ。何と言うミュージカル的処理。このシーンなくして《リトル・マーメイド》はあり得ませんね。
劇団四季が現在舞台版を上演していますが、どんな仕上がりですかね? 興味があります。