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仕事をしながら、ふと「地震が発生したのって何時頃だったっけ？」と雑男K.Oくんに問うと、「たしか3:11pmじゃなかったでしたっけ？」と言う。「それは3月11日と混同しているだろ」とツッコむと慌ててスマホで調べていましたよ。正解は2:46pm。

何気なくその会話を始めたのが、偶然にも2:45pmだったので、「あ、ちょうど今じゃん」ということで、僕は心の中で黙祷をしました。

東日本大震災から3年。
あの地震のことは今も忘れていないし、風化させてはいけないと、みんな頭ではわかっていても、年がら年中考えて生きているわけではないので、たまにきちんと振り返らなくてはいけないと思い、同僚たちとあの日のことを話したりしました。
当時学生だったK.Oくんは「学校から歩いて帰った」そうで、隣の隣のS.Eさんは「家でシャワーを浴びていたので、とりあえず何か着なきゃと思った」と冗談交じりに話していました。

若い人たちは、職場の蛍光灯が間引きされていることさえ気づかず、「あの時から節電のためにやっているんだよ」と話しました。
普段、電気を潤沢に使える環境で暮らしていると、福島の原発事故のことでさえ意識が薄くなってしまうものなんですよね。輪番停電とかって、あんなに大騒ぎだったのに。

僕は震災からわずか2週間後の3月26日～28日にかけて韓国旅行をしたことを皆に話しました。前から決めていたことなので、キャンセルはせずに出掛けたのですが、ソウルの街が普通に明るく電気が灯されていて、「電気って素晴らしいなぁ」と思いましたね。
後輩Y.Mくんは当時日本で不足していた乾電池を韓国で大量買いし、奥さんに「そんなに必要ないよ」と咎められていました。あれは全部使い切れなかったんじゃないかな･･･。