2014-02-26 (Wed)
後輩に呼び出され
先日、後輩のゆとりE.Tくんが3月末で会社を辞めると人伝に聞き、本人に「辞めるんだって?」とメールすると、「そうなんですよ、飲みに行きましょう」と返ってきました。
「じゃあ来週の水曜どうでしょう?」と、いつもはのんびり屋のE.Tくんが積極的に日程を詰めてきたので、若干奇妙に思っていたら、それもそのはず。3月末ではなく辞めるのはあさっての2月末だったのですよ。そんなに?! 急なの?!
約束したのは先週だったので、ほかに誰か呼んでいるのかと思っていたのですが、店の前で待っていたのはE.Tくんただ一人。あ、サシなんだ。呼びたい人はほかにいたらしいのですが、インフルエンザになってしまったそうで、最終的には二人になってしまったみたい。
いやでも、嬉しいですよ。辞める前に「一緒に飲みたい」と言ってくれて、それもサシでだなんて、僕を慕ってくれている証じゃないですか。
E.Tくんは、うちの会社に来た時からやりたいことがあったそうな。教師。
大学の時に教員免許は取っていました。高校の公民だそうです。そしていつか教師になることを目指していたのですが、大学を卒業してすぐ教師になることに抵抗があったのだとか。
「こんな若造が人にモノを教えて良いものか。社会に出てもう少し成長してからのほうが良いのではないのか」といった思いで、紆余曲折があってのうちの会社への就職でした。
けれど教師への夢は捨て切れず、昨夏から退職の意向を示していたようです。当然職場からは慰留があり、ズルズルと来てしまったのですが、夏に教員採用試験があるので、それに向けて今が辞め時ということになったそうです。
彼はわりと仕事で面倒を見た後輩の一人だったので、辞めるのは寂しい。けれど寂しいことは表には出さず、「じゃあ高校の先生になったら、女子高生を紹介して」とおちゃらけて、ほんの少しだけ「頑張れよ」的なことを言いました。あくまでも“的なこと”ね。
最後も「今度はじゃあ新宿辺りで飲もうぜ」と言って別れました。もちろん本当に社交辞令じゃありません。本当にそうするつもり。