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2014-02-20 (Thu)

京都の住所表示

京都に郵便物を送って欲しいと依頼され、住所を聞くと、ま〜あ長い。
途中に「下る」とか「上る」とか、何それ?

伝えられたのは「京都市東山区大和大路通四条下る二丁目亀井町」という住所。郵便番号は「605-0803」とのこと。念のために郵便局のサイトで確認したら「京都市東山区大和大路」の郵便番号は「605-0933」と出てきました。
でも依頼主は「郵便番号は0933じゃなくて0803です」と、わざわざ言い添えました。

ん???? なんだなんだ? 郵便局のサイトが間違ってるってこと?

ご存じのとおり平安京の昔から碁盤の目に区画整理された町・京都は、縦横に直交する通り(大路、小路)が各々固有の名称を持っており、その通りの北側か南側か(上る、下る、東入る、西入る)という呼び方で目的地に辿り着くのだそうです。

「大和大路通四条下る」というのは、大和大路通(南北)と四条通(東西)が交わる辺りの南側の区画。お届け先は「亀井町」ということなのだそうです。
「605-0933」で出てきた「京都市東山区大和大路」は、また別の場所。
「605-0803」で出てきた「京都市東山区亀井町」は、京都独特の通りの名前を省いたものだったんですね。ということで、依頼主が仰るのは当然正しかったわけです。

この表記の仕方、僕はてっきり地元の人たちだけの暗号で、正式なものではないと勘違いしたのですが、不動産登記にも使われる正式なものなんですってね!

ちなみに郵便物は「京都市東山区亀井町◯-◯◯」でも届くし、逆に「大和大路通四条下る二丁目亀井町」だけで番地がなくても届いたりするそうです。
「東入二筋目下る」とか言われても、わからない人にはなんのこっちゃ?ですよ。

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