2013-08-03 (Sat)
ホラー映画で涼しくなるとか?
当サイトのわたくしの簡単な自己紹介欄の“嫌いなもの”という項目でも、いちばん最初に挙げているくらい嫌いなのがホラー映画でございます。
ですからホラー映画を見る心理って、僕にはまるっきり理解できないんですけど、そもそも人には“怖いもの見たさ”という潜在的な欲求というのがあるんだとは思います。
動物が最も恐怖・不安を感じるのは、己が知らないものに遭遇した時。目の前にあるものや出来事が、それまで体験したことがないってことが恐怖・不安の根源なのです。だから、「怖い」と感じるものがあった時に、恐怖をなくすためにそれを確認するという行為をしますよね?
つまり、ホラー映画というのは未知という恐怖・不安を疑似体験するとともに、しかも映像なので絶対に自分に危険が及ばないという保証のもとに、“怖いもの見たさ”という欲求を満たすことができるツールである、ということが言えると思います。
では、なぜそれがエンターテインメントになり得るのか?
“恐怖”と“快感”とが脳の近い部分で処理されているという話もありますし、ローラーコースターと同じで、終わった後の解放感や興奮物質の分泌が、楽しいと思わせるのかも知れません。
ずいぶん前に、女優の鈴木京香がホラー映画が好きな理由として「たとえば大勢で観るとして、ドラマや恋愛ものは個人の主観で感想がバラバラだが、ホラー映画は“共通のもの”として共有できる」というようなことを話していて、妙に納得した覚えがあります。
暑いですからね、涼を求めてホラー映画もよろしいんじゃないでしょうか?
でもまあ、僕は観ません、絶対に。怖いものを見て楽しいって意味わからん。