2013-06-20 (Thu)
ちっぽけな毎日
中目黒に通い始めて1年3ヶ月。
晴れてる日や飲み会がない日は自転車で通っていますが、そうでない時は池尻大橋までバスで行き、そこから20分ちょっと歩いています。
この一週間はずっと天気がぐずついていたので、バスで通う日が続いたのですが、僕は始発から2つ目のバス停で乗るので、まず間違いなく座って行けるので快適なんですよ。
朝は10分おきにバスが運行していて、僕が乗る次の停留所から乗ってくる女性がいます。
ちょっと太めで、立って行くのがよほどイヤなんでしょうね。前のバスを1台見送って、10分待って絶対に先頭で乗り込み、残り少ない座席を確実にゲットしているんです。
その様子がちょっと浅ましく感じて、あまり好意的にその女性のことを見ていませんでした。
けれども今朝は天気が悪かったからか、いつもより乗客が多くて、僕が乗ったバス停の時点ですでに満員。彼女、座れませんでした。
思わず「ざまぁ〜」って、心の中でほくそ笑みましたよ。
でもね、ふと我に返って、他人のプチ不幸を喜んでる自分の矮小さに、少し悲しくなってしまいました。出来事もちっぽけなら、考えることもちっぽけ。
1年以上同じ道を通勤していると、こうやって毎朝見掛ける人が増えてきますね。
池尻大橋から中目黒まで歩く間に、必ずすれ違う人が4人います。残念なのは全部男ってこと。
一人は“ヒデキ”と呼んでいる髪の毛が1970年代の西城秀樹に似ている50歳くらいの人。かなりの確率で見掛けるので、ちょっと運命を感じます。
もう一人は“プリン”さん。白髪染めをされているようで、髪が伸びてくると根元だけが白いんです。はじめは“逆プリン”と呼んでいたのですが、面倒臭いので“プリン”さん。
もう一人は“怒り肩”くん。その名のとおり見事な怒り肩だから。
そして最後は“ブッスー”。腹がボテッと出ていて、いつも何か不満げな表情でブッスーっと歩いているから。
この人たちとどの辺ですれ違うかで、いつもより早いか遅いかを知ることができます。
本当にちっぽけな毎日ですよね。