2013-03-12 (Tue)
情けないけど直視できない
昨日で「東日本大震災」から2年。
東北の人たちの復興の取り組みなどを取り上げた番組などが、テレビで多く流れていました。
僕自身は直接に何か被害を受けてはおらず、被害に遭われた人たちが今何を必要とし、自分に何ができるかを考えるためにも、そういった番組を積極的に見るべきだったと思うのですが、何だかね、見られなかったんですよ。直視できなかったって言うのかな。
僕は地震のときに、大きく揺れて怖かったとかいうこともあまりなく、当日は事の深刻さも知らずに、実に軽薄に過ごしていたことは以前にも書いたところです。
ですがその後、徐々に明らかになっていく被害の大きさにショックを受け、精神的に結構参ったんですよね。
部屋に帰りテレビをつければ、繰り返し映し出される津波の映像。犠牲者の数が日々報告され、その数は自分の想像をはるかに超えて増えていく。
避難所でご家族の安否を心配する方々へのインタビュー映像などを見るたびに、大袈裟じゃなく、毎日部屋で一人泣いていたんですよ。情緒不安定になっていたんでしょうね。
一時はマジでテレビが見られませんでしたから。
今でもACジャパンのCMの最後に流れていた♪エーシー というジングルを聞くと、津波の映像の記憶がよみがえります。いや、正確に言うと、津波の映像を見て涙していた自分を思い出すんですね。こういうのをフラッシュバックって言うのかな。
だからというわけではないんですが、2年経った今でもあの時の嫌な記憶は、まだ少し冷静には直視できないのが本音なんです。
直接の被害者でもないのに、こんな情けないことを言ってどうするんでしょうね。ご苦労をされている東北の皆さんを思うと、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが・・・。