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2013-02-23 (Sat)

ピンチは突然やってくる Vol.2

昨日の続き。ウンコが我慢できなくなり、乗っていた電車を降りた僕――

新御茶ノ水はとても地下深くにある駅で、地上に上がるのに長い長いエスカレーターを使うのですが、その時の僕には永遠に続くんじゃないか、ひょっとしたら天国まで続いてるんじゃないかと思えるほど長く、でも歩いて登る勇気もなく、ひたすら耐えていました。
改札を出ると、そこが駅ビルになっていて、以前にそこのトイレを利用したことがあったので、一瞬の躊躇もなく猛進していったんですよ。

すると――2つある個室は、なんとどちらも先客が!!!
目前にウンコをぶっ放せる施設があるのに、それを使わせてもらえないなんて、神様は僕に何か試されようとしてるのか?

後から考えると、そこで少し待っていればすぐに空いたかも知れないのに、僕は途方に暮れながらその場をフラフラと離れ、ほかのトイレを探すために、もはや誰の目からも「あの人、ウンコを我慢してるのね」と察知されるであろう不自然な歩き方でさまよい始めました。
あらゆる神経を肛門の周りの筋肉に集中させ、呼吸は浅いラマーズ法。何としてでもマグマをせき止めなければ。頭の中は「ウンコがしたい」を通り越して、最悪の事態が起こった場合、どう最小限に食い止めることができるだろうか、というようなこと。

だけど・・・・・神様っているんですねっ!
ビルの反対側の一角にあったんですよ、トイレがひっそりと。従業員用? でも目立たない所にあるのが幸いして、その時は利用者が一人もおらず、個室も綺麗。ああ、神様ありがとう。

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ウンコって・・・・・なんかもう、すごいですよね。
あのぶっ放した時の快感。美味しい物を食べるとか、セックスをするとかとは別次元の快感。やはり人間はウンコを出すために生きてるんじゃないかと思いました。

軽い脱力感と快感の余韻に包まれながら、上野の街を散歩していたら、何だか「俺って幸せだなぁ」と、しみじみ思ってしまいましたよ。ウンコ万歳。

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