2012-07-13 (Fri)
素材の風味を楽しみやがれ
特に予定もない週末。退社の準備をしていると、上司が「軽く行くか?」と飲みに誘ってくれました。仕事終わりに流れでお酒を飲みに行くなんてこと、そう言えばここ2年くらいなかったんじゃないかなぁ。飲み友達は皆、家庭があるので“その日にいきなり”っていう飲み会はなかなかできない。だけど僕としては、その日の気分と勢いで飲みに行くのが嬉しいんですよね。まして週末だし! だから喜んでお付き合いしましたよ、上司のお誘いに。
「鳥元」という炭火串焼が売りの居酒屋さん。転勤して4ヶ月、中目黒で飲む時は5割の打率でこのお店に連れて来られます。料理、お値段、雰囲気の総合点で、軽く飲むには非常にバランスの良いお店です。
ここは串焼のほかにお蕎麦も美味しくて、いつも締めにはもりそばをいただくんです。
飲んだ後の麺類は、もうなんか・・・麻薬みたいですね。いけないと思いつつ食ってしまうんですよね。出てくるお蕎麦がまた、本当に居酒屋さんのお蕎麦なの?と言いたくなるほどの逸品。
十割そばですよ、十割。
その絶品そばを、同席した女性がそばつゆを付けずに食べたんです。「え? つゆは?」と聞くと「そばの香りを確かめたくて」だって。
すげえエンジョイ・ライフな感じじゃないですか? 「そばの香りを確かめたくて」だよ? 僕、そんな発想したこともない。素材そのものの風味を味わうとか、なんて優雅なんだろうと感動してしまったのでした。