2011-01-06 (Thu)
ボラーレ
僕の統計では、風俗好きの男が体験談を話す時、良い思いをしたことはあまり喋りません。「あそこの店の女の子のテクニックが最高でさ(以下略)」みたいなこと。あるいは「◯◯円ポッキリであんなことやこんなことまで(以下略)」みたいなこと。そういうことは喋ったところで「それで?」みたいな雰囲気になるのが必至だから。
むしろ饒舌になるのは失敗談。とくにボッタクられたことがある人は、それを武勇伝のごとく語るよね〜。
12月に係を異動して初めて上司が飲みに誘ってくれました。と言うより、飲みたそうだったので僕が付き合ってあげたというのが正しいかな。
座敷にあぐらでちゃぶ台を囲むようなレトロな居酒屋で、あまり深い話をしたことのない上司とさし飲みですよ。どんな話題をしたら・・・と探りながら飲み始めたら、なんと課長、風俗大好きっ子でしたよ。仕事の話はそっちのけ。
そして定石通りボッタクられたときの話を始めました。
僕より3歳上で、現在41歳。ボッタクられたのは25、6歳のことなので、15年くらいの前の話なのだけれど、まるで昨夜起こったことのように詳細に喋ってくれましたよ。
店の怖いおにいさんに銀行のキャッシュカードを巻き上げられ、何時間も掛けて金を下ろしに行かれ、その間にも料金を加算され、やっと解放され、お店のおねえちゃんに「お金たくさん使ってくれたからご馳走してあげる」と言われてホイホイついて行き、トイレに行っている間に財布から金をスられ、一晩(と言うか翌夕方まで)で40万円が消えたと笑っていました。
25、6歳で40万円は僕だったら笑っていられないですが、上司は喜々としてその話を2時間近く語り尽くしましたよ。
しかもその後も風俗遊びはやめられないようで、今以て「こないだ行ったサロピンがね」とか言い出す始末。なんか尊敬しちゃう。