2010-10-27 (Wed)
「全然」についての考察
草食男子くんと電話で喋っていて、会話中に僕が「それなら全然大丈夫」と口にしたところ、草食くんが何か物言いたげに「全然大丈夫?」と反復したんです。
どうやら「全然大丈夫」という言い回しに違和感を覚えたようです。「全然」の後ろには否定形の言葉が来るものだ、と。自分より5つ歳下から日本語の乱れを指摘されるとは思いも寄らぬことですよ。不覚! つーか草食くん、文法にそんなにうるさいヤツだったの?
これは「ヤバい」のときにも書いたことですが、「全然」+「肯定文」はそこに省略された言葉なりニュアンスを含んでいるんです。
「全然(問題ない)大丈夫」「全然(マズくない すごく)美味しい」というような。
だから僕は、あまり目くじら立てて乱れた日本語だと否定しないし、自分でも使います。
ただし、あくまで親しい仲間内で使うくだけた表現なので、かしこまった場やオフィシャルな場で使うと、品位を落とすかも知れませんね。
「御社との契約内容は、これで問題ないでしょうか」「はい、全然大丈夫です」とかね。
「あー、こいつ頭悪そう」と思われること必至。
というようなことをムキになって熱弁したら、草食くん、殊の外感心してくれて「若者言葉についての本とか書いたらどうですか?」なんておだてられ、ちょっといい気になったのですが、別に僕がことさら言うまでもなく、ウィキペディアなどにも同じ趣旨のことが書いてありました。
。。。( ノ_ _)ノ ズコッ