2010-07-15 (Thu)
見世物小屋
不忍池のハスの花が、今年も見事に咲き誇っておりますよ。
昨夜の「みたままつり」で特に強烈だった“蛇の生食いショー”のお話を少々。
小屋の中に入ると、真っ赤な襦袢に真っ赤な口紅、漆黒の髪の鳥居みゆきのようなおねえさんが、チェーンを鼻から口に通して(!?)、水の入ったバケツをそのチェーンで持ち上げているところでした。いったい何事が繰り広げられてるのか、咄嗟には理解できなくて、MCのおにいさんは「意外とケロッとしてるでしょ?」とか言っちゃってるし、わけがわかりません。
彼女こそ蛇食い女・小雪太夫さんです。
さあ、いよいよ本命の“蛇の生食い”のはじまり。
壺から白いシマヘビを取り出すと、本物だということをアピールするために、観客に執拗に触らせます。僕は当然後ずさり。ひとしきり確認が済んだところで、小雪さん、蛇の胴体をペロペロと愛おしそうに舐め始めたんです。妖艶なんて言葉では片付けられない気味悪さ。
そしていきなりガブッ!蛇の頭を食いちぎりました。後ろにいた女子中学生が「ヒッ」と小さく悲鳴を上げていましたが、ほかの観客はシーーーーン。僕、薄目。
小雪さん以外にマジシャンなど4組の出し物の構成で約20分。お代は後払い。観客を入れ替えながら延々10:00pmまで繰り広げられるそうですよ。
人生初の見世物小屋でしたが、新鮮な体験でした。和風のサーカス? そんな感じです。それにしても子供の頃に見なくて良かった。悪い夢を見そうだもの。