2010-06-21 (Mon)
北風タイプと太陽タイプ
野球賭博の問題で、来たる名古屋場所の開催すら危ぶまれている大相撲。そのことについてコメントしていたのがデーモン閣下。NHKにあの姿で、テロップにも普通に「デーモン閣下」と紹介されて、大真面目に相撲界の有り様についてコメントしていました。「はい、文化人ですけど何か?」的なオーラをブンブン振りまいて。
閣下の目指す先はどこなのでしょう。文化人? ミュージシャン? 芸人?
イソップ寓話に「北風と太陽」という有名な話があります。
力比べをしていた北風と太陽は、通り掛かりの旅人の着物を脱がせたほうを勝ちとすることにします。北風は力尽くで外套を吹き飛ばそうと試みますが、旅人は余計に外套をしっかり押さえ脱がすことができません。太陽は心地よく照りつけ、旅人は暖かさに着物を脱ぎ捨てるのでした――
僕は対人関係において、大抵“北風タイプ”なんです。
自分のやり方を強硬に貫いて、力尽くで物事を推し進めていくんです。相手がそれに理解がないのなら切り捨てる。そのやり方に理解を示してくれる人だけが、僕の仲間となり得る。そんな風に尖っていたんです。
だけど最近、“太陽タイプ”になりたいってしみじみ思うんですよ。自己顕示ばかりでなく、相手に理解を示そうって。対人関係を巧くするには、尖ってるだけではダメだって。
そうして生きていれば、いつか報われますよね?