2010-04-21 (Wed)
そう言や見たことなかったな
女性専用車両――そうです、電車内での迷惑行為を防止するために設けられた女人しか乗ってはいけない聖域。首都圏で女性専用車両が導入されたのは2005年頃からとのことで、もっと以前からあったような気がしていたんですが、まだ5年くらいのものなんですね。
通常、先頭や最後尾にありますが、端の車両をこれまで利用してこなかった故か、はたまた自分には関係ないものと遠ざけていたためか、考えてみたら、僕、女性専用車両を見たことすらなかったんですよ。
今朝、何か気分を変えてみたくなり、いつもと違う最後尾で電車を待っていました。そしたら、ふと周りを見ると女性ばかり。「あっ、ここは女性専用だ」と気づき、その1両前の電車に乗りました。1つ前は逆に「男性専用か!」と思うほど、9割方男。そりゃそうだよね、専用車両があるのにわざわざ隣に乗る理由がないもんね。オッサンばかりの車内は結構混んでいて、気分なんか変えるんじゃなかったと後悔しましたよ。
渋谷を過ぎ半蔵門線に入ると少し余裕ができたので、隣の車両を見たら、そこには見事に“女だらけの世界”が広がっていました。女性専用車両のほうが空いていたのだけれど、決して踏み入ることのできない結界があるようで、ちょっと不気味でした。
例外として、身体の不自由な方やその介助者、小学生以下なら男性でも乗れることになっています。自分が乗っていたオッサン車両に、右腕をケガしてギプスをしている男子中学生がいて、僕などは「体の自由が効かないんだから、女性専用車両に乗っちゃえばいいのに」とか思いましたけど、思春期の男の子に“女だらけの世界”は、何かと抵抗ありますかね。