2010-01-22 (Fri)
痛かったら左手を挙げて
さて、昨日のその後。
出迎えてくれたのは、優しい感じの女性の歯科衛生士さんでした。結構僕のタイプ。
実は、予約の電話の時に「20年以上歯医者さんに掛かったことがない」と事前に申し伝えたんです。「ふふふ」って笑われましたよ。それに僕、相当緊張していたらしく「そんなに怖がらなくても大丈夫ですよ」と2回も言われました。
麻酔をする前に何か薬を塗られ、いよいよ治療開始です。まずはレントゲンを撮影。僕の虫歯はものすごく深かったみたい。「神経に届いちゃってますね。食べ物が触れたら痛かったんじゃないですか?」と先生に言われ、コクンと頷く。
「では患部を削って神経を抜きます。次回以降にそこを消毒をして、被せ物をしますね」と治療方針を説明されたのですが、僕は「神経を抜く」という一言にショックを受けていました。だって人に聞くと「神経を抜く」のはかなり痛いという話。でも自分が悪いのだし、虫歯の痛みから解放されるのだからやむを得ない。
さあ、削りますよ。キュイィーーーーン。「ああ、この音に怯むのよ」と思いながら、覚悟を決めて目を瞑ると、口の中でドリルが動いて歯を削っているのがわかる。
「あれ? 痛くないぞ」
技術の進歩でしょうか、麻酔の進歩でしょうか。まったく痛くないの。神経を抜くと言っていたのに最後まで。麻酔が切れたら痛むと説明を受けたけど、治療行為そのものは無痛。感動しましたよ。
こんなことならもっと早くに行くべきでした。でも、この技術の進歩は25年あってこそかな?って言うか、僕を25年も歯医者に行くことを怖がらせた小学生の時のトラウマ体験は、よっぽどクソ医者だったのかな。そんな風に思えてきました。
ちなみに衛生士さんに聞いたら、虫歯は全部で6本もあるとのこと。これから通うことになるわけですが、何とか耐えてみせます。4月までには治ればいいな。