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2009-10-28 (Wed)

褒められることが栄養

僕の上司は、元鉄道の車掌をしていた特異な経歴の持ち主。
JRには電車区、保線区、運転区、車掌区など様々あって、それぞれ持ち分によって業務も受け持ち区間も異なるので、たとえば車掌と運転手で最後まで顔を合わせないこともあるんだそうですよ。運行中は、車掌は駅長と同じ権限があって、何かトラブルがあったら車掌が「うん」と言わない限り電車は発車させないとか、電車好きじゃなくても興味深い話でした。
上司曰く「俺は地下鉄の運転手にだけはなりたくないな。だってずっと同じ景色なんだぜ」と。たしかに。そうか、地下鉄の運転手さんは過酷な労働なんだなって、妙に納得しました。


叱られても褒められても、伸びるヤツぁ伸びるんですよね、結局。
「私って褒められて伸びるタイプなんですぅ」などと言っている人に限って、褒めても何も変わりゃしないことも多いですが、一つ間違いなく言えることは、「褒められて悪い気がする人はいない」ってこと。もしいたら、よっぽどの天の邪鬼。

残業をしていたら、職場の大ボスと飲みに行くことになりました。
普段、あまり人を褒めるようなタイプではない大ボス。ところが今日は、どういう風の吹き回しか、僕、お褒めにあずかりました。それも思わぬことで。自分が楽をしようと思ってやったことだったのに、「そういう心掛けが良いよ」と言われたんです。
ちょっとこそばゆかったけど、何だかすごく嬉しくて。

褒められる”ってのは、心の栄養なんだと思います。
「良いことをしたね。これからもよろしくね」なんて言われたら、よし! 次も頑張ろうと思う。そういうことですよ。

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