2008-11-18 (Tue)
心が壊れる瞬間
心の病にかかる人は、重い軽いを問わずたしかに増えています。
僕がいつも不思議に思ってるのは、心の病というのはある日スイッチが入ったようにかかってしまうものなのか、そうでなく徐々に積み重なっていくものであれば、境界線って何なんだろうってこと。
7:00pm過ぎだっただろうか、残業をしていたら、会議室で一人籠もって仕事をしていたオッサンが、突然「バカ野郎! ちきしょー! 破れちまえ!」と怒鳴り始めました。客と喧嘩でもしてるのかと思ったら、一人で発狂して書類をビリビリに破いていたんです。しばらくすると焦点の定まらない虚ろな目で会議室から出て来て、破けた書類をセロハンテープで繕っていました。 ・・・怖かった。僕も含め、職場の人たちはなるべく関わらないようにしていました。
人の心が壊れる瞬間を見るようでした。
それから2時間後、そのオッサンは何事もなかったかのように普通に会話をしていたので、もしかすると本当に何事もなかったのかも知れません。でも、僕だけが見たあの虚ろな目は、何かが壊れているとしか思えない。
壊れた心には、一体どんなことが起こっているんだろう? 常軌を逸しているといった自覚が本人にはあるのだろうか。
僕がいちばん恐れているのは、僕自身の心が壊れること。いつまでも僕が僕らしく健康な心でいたいから、何か防ぐ手立てがあれば知りたいな。今んとこ大丈夫ですけどね。