2008-10-20 (Mon)
日本語は難しいらしい
国際会議などの場で公用語として使われるのは英語ですね。旅行に行ったらとりあえず英語が話せれば何とかなるほど、広く世界共通語のようになっているけれど、ネイティブ・スピーカーの数からすると、英語は実は第3位なのだそうです。ただし、第二言語として使用している地域が多いため、国際的に共通語としての役割を担っているわけです。
第1位は中国語。
なんてったって人口13億人の中国。世界の人口の20%、5人に1人は中国人なんですよね。それだけ使っている人がいるのだから、中国語って簡単なのかと言えば、日本人が習得するのはかなり難しいと思います。いちばんネックになるのが、中国語(多数の方言がありますが)は声調言語であり、同じ音でも声の高さによって意味が違うという点。おまけに日本語にはない発音がたくさんあり、聞き分けもできない。きっとほとんどの日本人が「麻婆豆腐」や「青椒肉絲」を正しく発音できないはずです。
僕にとって中国語は、とにかくまったく歯が立たないというイメージなんですが、中国人にとって日本語は、逆にこれまた厄介なもののようです。今日、中国人留学生の男の子と話す機会があって驚いたのが、日本語の発音の中で中国人にとって難しいものがあるそうで、たとえば「た」と「だ」の聞き取りができなかったり、促音「っ」が発音できなくて、「買ってください」が「カテクタサイ」になっちゃうそうです。文法や敬語などが難解なのは想像がつくけれど、発音で苦労しているとは思いも寄りませんでした。
ちなみに日本語を使用している人口は、世界第9位だそうだ。フランス語、イタリア語、朝鮮語よりも上。意外と上位じゃん。