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さあ寝よう！って思ってトイレを済ませたところに電話。例によってS.Sくん。週末しょっちゅう掛けてくるんだ。

「今日は飲み会が早くお開きになったんで、もう少しどこかで飲みませんか？」

普段だったら断るんだけど、いつも仕事でお世話になってるし、僕も発泡酒を飲んでほろ酔いだったので、勢いでOKしてしまいました。
S.Sくんが「赤い看板の“和民”って、最近あんまり見ないんですよ」と言って、強行に推した結果、駒沢にある「和民」。たしかに「坐・和民」っつーちょっと薄暗い系が増えてきてるから、赤い看板は見ないかも。

僕はもっぱら仕事の愚痴。S.Sくんは目下僕の最大の理解者なので、聞いてもらってるだけで、すごく気持ちが楽になるんです。こればっかりは異業種の人に聞いてもらっても、的外れな慰め方とかされると、かえって萎えるからね。それを知ってか知らずか、S.Sくんは何かと言うと僕を酒に誘ってくれるんですよ。

彼はもっぱら家庭の話。奥さんは看護師で、夜勤もあるし、夜勤明けにバイトを入れたりもするので、ほとんど休みなし。なので料理はS.Sくんがいつも担当しているらしい。「たまに人が作った料理を食べると美味しい」と、遠回しに誰か（奥さん）に料理を作って欲しそうだったのが、いじらしい。

2:00am過ぎまで飲んでいたので、家に帰り着いたのは3:00am。もちろん徒歩。しんど。