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実家ではしょっちゅう大人同士で喧嘩をしているらしい。原因は、まあいろいろあるようですが、甥っ子たちが怯えるほど大声で怒鳴り合ったりしているらしい。
僕が帰ると一応仲裁に入るので、それほどの喧嘩はなくなります。
妹も僕をムード・メイキングのために頼っているらしく、しばらく顔を出さないと“SOS”を出してくるんです。

今週はKotaが体調を崩し、4日間も保育園を休んでしまい、ジジババは少々お疲れ気味。そんなわけで二週間ぶりに顔を出すと、YutaもKotaも嬉しそうに僕に笑顔を見せてくれました。
近頃の二人のお気に入りは“イチジョウマン”。NHKの「おかあさんといっしょ」で体操のお兄さんをしていた佐藤弘道が扮するキャラクター。
すっかりテレビっ子になってしまった二人は、ビデオに撮った“イチジョウマン”のコーナーを興奮しながら見ています。本当に子供って何がツボにハマるのか見当も付きません。

実家にいる時は、ほとんど教育テレビの子供向け番組ばかりがついています。だから自然と僕も覚えてしまうんです。
少し前に「R-1ぐらんぷり」で、なだぎ武がやっていたネタに♪ややこしや〜 っていうのがあったんだけど、それは「にほんごであそぼ」の中で狂言師の野村萬斎がやっているフレーズのパロディ。

甥っ子たちも好きな番組で「ピタゴラスイッチ」というのがあるのだけれど、番組の冒頭と最後に“ピタゴラ装置”というのを見せる短いコーナーがあります。
ビー玉が転がり、いろんな仕掛けを通過しながら、最後に“ピタゴラスイッチ”のロゴを出すという趣向。文章で説明すると意味不明なので、見て頂くと百聞は一見にしかずなのですが、とにかく凄い！ 佐藤雅彦という大学教授のメディアクリエーターが手掛けているらしく、大人の僕が見ても感嘆してしまいます。子供番組も侮れませんよぉ〜。