2007-06-16 (Sat)
情けは人の為ならず
職場が嵐の真っ只中のため、本日わたくし休日出勤でございます。
通常業務に近いことをやらされるのかと思っていたら、お客様の案内係をやらされた。案内係なんて、そんなのいきなりやれって言われても困るんだけど。でも、そこはそつない僕のこと。完璧なスマイルで乗り切ってみせたよ。
だけど、一日中立ちん坊だったから、どえりゃあ足が棒のようになってしまったよ。だるー。
仕事からの帰り、銀座線に乗ってたんだけど、たしか虎ノ門で席が空いたので座ったのね。そしたら僕の隣に空席が一つ。そこに老紳士が来て、「こっちが空いたよ」と誰かを手招きした。どうやら奥さんのよう。少し足下のおぼつかないお婆さんは、言われるがままに僕の隣に座った。
と、同時に僕が立った。
まあ、席を譲るためですわ。お爺さんはとても喜んでくれて、何度も「ありがとう」と言ってくれた。でもね、席を譲ったのは、お爺さんのためというより自分のため。打算のない人なら、「お爺さんはきっと足腰が弱っていて、立つのがツラいだろうから譲ろう」と思うんだろうけど、僕の場合は、「目の前にその老紳士がずっと立っていられても、居心地悪いよな」と思ったから。結局、他人への親切も自分のためにやってしまうのが、僕のダメなところ。
ホント、こういう性格を何とかしたい。