2006-10-21 (Sat)
いじめるヤツは弱いヤツ
近頃、“いじめを苦に自殺”っていうニュースが連日のように報道されている。死にたくなるほどのいじめって、どんななんだろう。
暴力、陰湿な悪戯、無視。
子供たちは教室が世界のすべてなのだと思うのだ。味方は誰もいない。直接手を下さない子だって、傍観しているだけなら味方ではない。誰も助けてくれない。誰にも相談できない。相談すれば新たないじめが襲ってくる。怖い。明日も学校に行かなくちゃいけないのかな。居場所がない。死にたい。
いじめるほうは、どんな気分なんだろう。楽しい? 憂さ晴らし? ストレス解消?
自分より弱いヤツをからかえば、強者に見える。優越感に浸れる。暗いヤツは何か言っても言い返してこない。喧嘩したって自分のほうが強いに決まっている。いじめちゃえ。
いじめっ子の心にはその瞬間に悪魔が住み着いているに違いない。悪いことだとわかっていても、悪魔がそそのかすのだ。あいつをいじめれば自分の憂さが晴れるぞ・・・。
いじめられたら、まずは逃げ込め。相談できる人がいなかったら、紙に書いておけ。自分の気持ちをありったけ。
味方はいるんだ。君の世界である教室にはいないかも知れないけれど、外の世界には必ずいる。君を愛している人が必ずいる。なんなら俺が行って、いじめっ子をボコボコにしてもいいぞ。悪いのはいじめられてる君じゃなく、あいつらなのだから。あいつらは悪魔に魂を売った弱いヤツらなんだ。悪魔を追い払うためにボコボコにしてやるよ。でも、きっとそれじゃ解決にならないだろうから、まずは逃げ込め。あいつらのいない場所に。
それでも死にたいのだったら、まずは自分の好きな物をたらふく食って、好きなゲームを好きなだけしろ。それからでも遅くないっしょ?
今の世は、何もかもが自分本位。自分さえ良ければいい人たちばっかりだ。弱いのは君じゃない。