2001-09-13 (Thu)
大盛りの経済感覚
飲食店で「大盛り無料サービス」と言われたら、当然“大盛り”にしてもらいますよね?
同じ値段なら、“並盛り”じゃ損した気分になるって言うか、“大盛り”にしないといけないという強迫観念すらありますよ。
だけど僕、実は体のわりにはそんなに量を食べないほうなので、牛丼でもラーメンでも“並盛り”一人前で十分満腹になるんですよ。
それをわかっていながら、つい勢いで“大盛り”を頼んでしまい、毎度後悔します。
もう途中でやめようかなとも思うのですが、「サービスで大盛りにしてるのに、残されたんじゃバカバカしいな」って店の人が思って、僕のせいでサービスをやめてしまったらどうしよう・・・とか考えちゃって、腹が破裂しそうでも全部食べます。そして後悔。
小心者っつーか、貧乏性っつーか・・・。
まあね、何事においてもそんな感じですよ。ホテルや旅館の朝食がバイキング形式だったりすると、なりふり構わず片っ端から全部取っていくタイプ。だから食えねーだろっての!
「無料」とか「割引」って言葉にとにかく弱いんですよ。無料と聞くと、何でも良いからとりあえずもらっとけ、みたいな。
つくづく自分は「小市民だなぁ」と思いますね。
だけど、そんな可愛い経済感覚を持った僕で良いんじゃないかって思うんです。
だってさ、外務省の高級官僚とか、おかしいですよね? 彼らの経済感覚って言うのかな。
出張に行けば、ハイクラスのホテルに泊まり、ハイヤー乗りまくり。挙げ句には、マンション買ったり、競走馬を買ったり。税金を何だと思ってるのか。
ニュースを見てるとむかっ腹が立ってきますよ。
僕はこれからも、同じ値段と聞けば“大盛り”を注文しちゃうでしょう。無料サンプルだって必要なくてももらうと思います。
それが正常な経済感覚ですよ。自分を中流と思っている、ごく一般的な日本人の実態。