2001-05-20 (Sun)
To be with the Handicapped.
近所で買い物をしたら、支払いしたレジの女の子の左手の指がありませんでした。
情けないことなのだけれど、僕は何だか少し身構えてしまいました。普段、障害者の方に対して差別をしたり、特別扱いしたりしないようにと心掛けているつもりなのに、いざ目の前にすると、「自分と違う」ってことにちょっとビックリしてしまったんです。
なるべく自然に振る舞おうとして、かえって不自然になってる自分がいる。あまりジロジロ手を見てはいけないと思って、必要以上に視線を逸らしてみたり、でも、どうやってお札を手渡すのかとか興味があって、やっぱり視線は左手に釘付けになっていたり。
意識と行動が伴っていない、僕はまさに偽善者です。
でもだからって、僕はどうしたら良かったんでしょうか? どうすれば「自分と違う」ということに、ビックリしなくなるんだろう。
解決策は多分、“慣れる”ことだと思います。障害のある人たち(あるいはその他のマイノリティの人たち)と接する機会が増えれば、もっと自然に受け入れられるようになると思うんです。
どうしたって今の社会は、障害者と健常者が全然離れたところで暮らしているもの。そして壁があるような気がするもの。
障害者の人たちが僕の生活の中に普通にいて、逆に彼らの生活に僕が普通にいられるような社会。そのためには、インフラストラクチャー(ハード)と、僕らの意識(ソフト)の両方を改善していく必要があるんだと思います。
・・・・・なんて、何だか知ったかぶりな意見でごめんなさい。