2001-03-22 (Thu)
話の着地点
大勢の前で話をするのが得意な人って、そうはたくさんいないですよね。
緊張して話がうまくまとまらずに、とりとめもなくダラダラと喋ってしまうなんて、陥りやすいパターンであります。話してるうちに落とし所がわからなくなっちゃうんでしょうね。
着地点を見失って、羽田上空をさまよってますって感じ。
話の上手な人は、伝えるべき要点を外しません。必要な言葉を機械的に伝えるだけでなく、聴き手の印象に残る話し方や抑揚のつけ方を心得ているのです。与えられた時間の中できっちり筋道を立てて、最後はきれいに結ぶ。
得手不得手もあると思いますが、上達するには“慣れ”が必要なんですよね、絶対に。場数さえ踏めば、ある程度は緊張しなくなると思います。
とは言え、大勢の前で話す機会なんて、滅多にあるもんじゃないし、結婚式のスピーチなんて所詮、永遠に嫌われ者であることは変わらないでしょうね。
話は逸れますが、酒の場で絡まれるのってとてもイヤじゃないですか?
あれもきっと話に着地点がないからなんですよね。同じことを何度も繰り返すし、話の要点は見えてこない。「絡んでんじゃねーよ、オヤジ」と思いながら、笑顔で「そうですよねぇ」なんて言わなきゃならないフラストレーション。
説教だって何だって、落とし所さえしっかり見据えて話せば、怒られるほうも、何が悪かったのかちゃんと捉えられるのに。
・・・って、僕、何を書きたかったんだっけ? 着地点が・・・わ、わからない。