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2001-03-16 (Fri)

歌舞伎見物

職場の先輩に誘っていただき、歌舞伎見物をしてきました。
歌舞伎を観るのはこれが2回目。前回は国立劇場だったんですが、今日は、もう10年も前から、東銀座の辺りを通るたびに一度入ってみたいと思っていた歌舞伎座。やっと念願が叶いました。ご存じのとおり、外観はめちゃめちゃ雰囲気ありますけど、中もあまり広くなくて凝縮した感じが、昔の小屋っぽくて情緒があります。

演目は「鳥辺山心中」、「保名」、「仮名手本忠臣蔵」(八段目、九段目)。
「鳥辺山心中」は、大正時代に岡本綺堂によって書かれた新歌舞伎。松本幸四郎の半九郎と中村時蔵のお染。東男と京女が心中するまでのいきさつを、色っぽく描いた舞台で、粋な幸四郎と健気な時蔵がハマっていて、かなり楽しめました。

「保名」と仮名手本忠臣蔵八段目の「道行旅路の嫁入」は舞踊。この2つは、僕にはちょっと難しかったですね。と言うか、寝そうでした。

最後は、仮名手本忠臣蔵九段目「山科閑居」。勉強不足で恐縮ですが、歌舞伎の忠臣蔵って大石内蔵助とか浅野内匠頭、吉良上野介という名前を使わないんですね。
大星由良之助、塩冶判官、高師直と変えてあって、それがちょっとややこしいと言えばややこしいのだけれど、有名な忠臣蔵のことだから、何となくは理解はできました。
片岡仁左衛門板東玉三郎中村勘九郎など、僕でも知っている有名な役者さんが出ていて、まずは華やか。それに、親子の情や思いやりの心が溢れた温かい話が良かったです。

予備知識などまったく入れずに見に来てしまいましたが、イヤホンガイドやパンフレットの力を借りて、本当に堪能できましたよ。あっと言う間の4時間半でした。

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