2000-11-21 (Tue)
「終わり」の存在
「今、この瞬間が永遠に続いてくれたらいいのに」
幸せだと感じる時、僕は同時に「終わり」の存在を強く意識します。
楽しい会話も、どんな小説も、こうやって君と過ごしていることも、決して永遠には続かない。必ず「終わり」は来る、と。
そんな風に思うことは、達観だろうか。あるいは諦観だろうか。人生をつまらなくさせるだろうか。「終わり」など考えずに、刹那を楽しめばいいだろうか。
でも逆に、「終わり」があると思うからこそ、一瞬一瞬を大切にできるような気がします。そして、大切にしなきゃいけない気になるんです。「終わり」があるからこそ、幸せを噛みしめることができるんだと思います。