2000-10-05 (Thu)
悪い人っているもんだ
夕飯にラーメン屋に入りました。
僕より少し早く、50代くらいの女性が店に入って、店員に一万円を両替してもらっていました。僕はテーブルに着き、メニューを選ぼうとしていたら、その女性がやにわに「五千円足りないわ」って騒ぎ始めたんです。
両替をした店員は、絶対に確認して渡したと思ったらしく、訝しげにしていたんだけど、その人があまりにも「本当だってば、本当にないんだからぁ」って言うもんだから、奥の他の店員と相談して、もう五千円渡しました。
何ともなしにその光景を見ていたんだけど、騒ぎが収まって斜向かいに座ったその女性は、やたら僕をチラチラ見るんですよ。最初は「私を泥棒扱いしたように見ないでよ」という意味でこっちを見ているのかなぁと思ってたんです。ところが、しばらくしたら彼女は何も食べずに「また後で来るから」と言って、店を出て行っちゃったの。
お店の人は、やっぱりおかしいと思って売り上げを数えたら、「五千円足りないよ」とか言っているのが聞こえてきました。後で考えれば、チラチラ見てたのは、つまり僕がそのオバサンの犯行を目撃していないかを確かめるためだったんだよね。「本当に五千円ないのよ」って言っている時は、別に普通の人の良さそうな顔だったのに、僕を見る目が、そう言や鋭かったもの。
僕も見たわけじゃないけど、多分そのオバサンがやったんだと思います。だって、両替するのに確認しているもんね。その場で足りないよって見せるんだったらまだしも、少し経ってからだったし、その店員も「お渡ししました」って言い張っても良かったのに。もちろんオバサンは、また来るはずもありません。
「たかだか5,000円を・・・」って思わない? なんかイヤァ〜な気分になりましたよ。
手口がセコい!世の中にはいろんな人がいて、当たり前だけど、善い人ばっかりじゃないのかなって。5,000円をちょろまかしたからって極悪人とは言わないけれど、居合わせた僕まで嫌な気分にさせるなんて、許せない。天罰が下ってしまえばいいのに。