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「何を歌ったって勝手じゃん」って思うでしょ？ ですね、勝手です。何を歌おうと自由です。だけど、“歌いたい歌”と“聴きたい歌”は違うんですよね、これが。

歌に自信があるからと言って、以下の曲に下手に挑戦するのは控えましょう。

1. 天城越え - 石川さゆり
2. 舟歌 - 八代亜紀
3. I Will Always Love You - ホイットニー・ニューストン（←歌うか、こんな曲？）
4. ロビンソン - スピッツ

『天城越え』なんて十八番にしている人もいらっしゃるんじゃないですか？ でも、いっくら上手に歌っても、何かが足りない。それは歌っている人に問題があるんじゃなくて、この歌が歌手・石川さゆりの個性を目一杯引き出した曲だからです。彼女の声だからこそ映える箇所（フレーズ）がちりばめられ、他の人には（たとえプロの歌手でも）真似できないのです。
同様のことが、ほかの3曲にも言えます。
『I Will Always Love You』はホイットニーのオリジナルではないけれど、彼女の天賦のハニーボイスがあまりにも印象的で、この曲を歌うなら、やはりホイットニーのように歌い上げたいですよね（ちなみにオリジナルはカントリー歌手ドリー・パートン）。けれどホイットニーに敵うはずもなく、ひたすら聴き劣りするわけです。
だとすれば早い話、無個性な歌手の曲を選べば無難だということになりますね。

それから以下に挙げる曲は、意外と盛り上がらないので避けましょう。

1. Automatic - 宇多田ヒカル
2. リンダ リンダ - ザ・ブルーハーツ
3. なんってったってアイドル - 小泉今日子
4. A･RA･SHI - 嵐

1 は、サビの ♪It's automatic〜〜 の英語。発音に自信のない人が中途半端に歌うとかなりショボいです。
2 は･･･個人的にやめて欲しい、この曲で暴れるの。酒はこぼすし、危険だし。しかも女の子は引いてると思いますよ。
3 は「イェーイ」の掛け声を誰もやってくれなかったら悲しいから。
4 もいけません。ラップは大変危険です。空回りする可能性大です。

いずれも、自己満足で歌う分には良いのですが、大勢で盛り上がろうと思ったら、決して選んではダメ。必ずや後悔することになるでしょう。