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2008-01-20 (Sun)

世界一の街、東京

丸々4日も家でゴロゴロして、グダグダして、ダラダラしていたら、突如「どこかへ出掛けなければ」という強迫観念に駆られ、秋葉原に行ってみました。

日曜のアキバって、あの広〜い中央通りが歩行者天国になるんですね。そんで、そこかしこに何やら人集りがあって、その視線の先にはストリート・パフォーマンスをしている人たち。普通の大道芸人とかもいるんだけど、ほとんどがノー・コンセプトのただの目立ちたがり屋。そして目に付くのが、コスプレ系の女の子が歌ったり踊ったりしている周りを、“ザ・オタク”って感じの野郎が取り囲んでる群れ。片手にはビデオカメラ。もう一方の手は、カメラが揺れない程度にリズムを取っている。ニコリともせず。そんなムッツリノリノリ野郎に取り囲まれて、恍惚の表情を浮かべながら歌う娘たち。その光景は、僕には奇異にしか映らないのですが・・・。アキバの何が、それらを許容しているんだろう。

帰りに渋谷に行ったら、日の丸を立てた黒い車からマイクで叫んでいるおにいさん。「日本人としての誇りを持ってください」と訴えていました。とりあえず彼らの活動の是非は置いといて。

日本人は、何かと言うと“国際性がない”とか引け目を負わされつつも、でもやっぱり日本人としてのアイデンティティが強く、それを誇りにしている民族だと思うんです。少なくとも僕は日本人に生まれて良かったと思っています。
たとえば美味しい味噌汁を飲んで、“ああ、日本人に生まれて良かった”と言ってみたくなるときはないですか? インド人がカレーを食べて、“インド人に生まれて良かったよ、ナマステ! ”とか言わなそうじゃないですか。あ、あくまで僕の拙いイメージですけどね。
どんなに舶来かぶれになろうとも、最後は日本文化に帰結してしまうのが、島国日本の悪いところであり、良いところなんだと思うんです。

何が言いたいかと言うと、秋葉原で見た奇異な人たちも、渋谷で叫んでいたおにいさんたちも、ミシュランガイドに星の付いたレストランが世界一載るのも、すべては日本人のアイデンティティであり、世界に誇れる文化であり、東京ってすごいだろ?!ってこと。東京って刺激的で楽しいなと思ったので。

 

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