2013-10-06 (Sun)
ずーっとやってる謎の閉店セール
甥っ子たちがサッカーの試合に行ってしまい、半日ポッカリと時間ができたので、一人で御徒町に行ってきました。かつサンド発祥の店に写真を撮りに。
老舗のとんかつ屋だからなのか、上野・御徒町という土地柄なのか、お客の年齢層が高い高い。ほとんど60代以上でしたよ。年を取ったら脂っこい物はあまり欲しなくなるもんかと思っていましたが、案外そうでもないんですかね。
かつサンドを食べた後、腹ごなしにアメ横を歩いてみました。
アメ横って活気があって僕はわりと好きなんですが、何か買いたい物があるかと言うとそれはないんですよねぇ。
以前、マグロの刺身が「千円、千円」と叩き売りされていたので、「さすが安い!」と喜んで買ってみたのだけれど、スジばかりであまり美味しくなかったことがあって、アメ横は雰囲気を楽しむところと割り切るのが大切だと思いました。
そんなアメ横でよく目にするのが「閉店セール」。
店員がメガフォンを持って「○○会社が倒産したので、あと1時間でこの店は完全閉店いたします。ここにあるバッグは全部3,000円で持って行ってください。△年間どうもありがとうございました」などと叫んでいます。
でも。その店は翌日来てみると、同じように店は開いていて、同じように「あと3時間で完全閉店します」とか触れ回っているんです。
初めて知った時は「え? これって詐欺じゃないの?」と思ったのだけれど、ずっと続けていられるところを見ると、何か法の網をかいくぐっているのでしょうね。
あそこに群がっている客に見える人たちは、ほとんどサクラらしいのですが、今日見た「閉店セール」では、中国人の青年が「こんな時計が千円?」と満面の笑みで買おうとしていました。「1個じゃもったいないからあと2つ選びな」と店員に勧められていて、僕は「カモられてかわいそうだな」と思いながら通り過ぎました。