2010-01-17 (Sun)
困った時は助け合おう
6,434人の命が奪われた阪神・淡路大震災から、今日で15年が経つのですね。
この2日間はテレビで特集番組やスペシャルドラマが放送され、当時の悲惨な状況を改めて映像で振り返る機会がありました。倒壊した建物、家族が生き埋めになり助けを求める人々、水さえ満足に得られない生活、グニャリと折れ曲がった高速道路 etc...
22歳だった僕の脳裏に焼き付いた映像は、37歳になった今でも忘れることはありません。まして被災された方たちは、生涯忘れることはないのでしょう。
当時5歳だった子は、20歳を迎えたんですね。大地震が5歳の子供にどれだけの恐怖だったのか、想像することもできませんが、PTSDに苦しんだ人もいるでしょう。もしかしたら現在進行形の人もいるかも知れない。でも神戸の新成人たちは、いつかそれを克服し、困っている人がいれば手を差し伸べるような、助け合いの精神を持った大人になっていると信じています。
日本から遠く離れたカリブ海に浮かぶ島国ハイチで、現地時間12日にマグニチュード7.0の大地震が発生。犠牲者の数は数万人規模に達する恐れがあるとのことです。
複数のプレートが交錯する場所に位置しているにもかかわらず、ハイチでは長い間大きな地震が起きていなかったのだそう。同じイスパニョーラ島の隣国ドミニカではあまり被害が出ておらず、阪神・淡路と似た大都市直下型の地震であったことが、被害拡大の原因の一つとも見られています。
日本よりもはるかに貧しい国ですし、15年前の神戸よりもっと悲惨かも知れない。日本は一刻も早く世界のどの国よりも多くの援助をしなければなりません。誰もがいつ似たような目に遭うかも知れないんですから。