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2009-10-13 (Tue)

泣かせる腕ととろろ

人間ドックを受けてきました。
検便って何回やっても慣れません。自分のウンコに手を近づけるときの得も言われぬ緊張感がイヤなんですよ。終わって流すとき、水洗便所って素晴らしいなって思います。

僕の腕は、看護師泣かせの腕なんです。いや、実際に泣くのは僕なんですけどね。
血管があまり浮き出ないんですよ、昔から。痩せた太ったにかかわらず。つまり採血がやりづらい腕なんです。今日の採血担当は新人の看護師さんだったのですが、予想どおり失敗。
少しベテランの看護師さんに選手交代しました。失敗したほうと反対の腕を出すように言われたので、左腕を差し出したのですが、実はこっちのほうが血管が出にくい。で、ベテランまで失敗してくれました。
「なぬっ!」と思いながら、ベッドに横たわるように言われ、もう一度右腕で再チャレンジ。たかが採血でベッドに寝るのなんて初めてだよ。看護師さんも申し訳なさそうに「ご気分は悪くないですか?」と何度も聞いてきて、「3回も針を刺されちゃ気分わりーよ」と心の中で激昂しながら「大丈夫です」とだけ答えました。

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検査がすべて終わり、昼食タイム。食事券をくれたので、近くにあった「新宿ねぎし」という牛タン焼屋に入ることにしました。
仙台には一度訪れたことがあるのですが、そう言えば、牛タンと一緒に麦とろごはんを食べるんですよね。忘れてて、とろろが出て来たのですが、僕、とろろって食えないんですよ。子供の頃、食べたら口の中が痒くなって以来、一度も食べてないんです。口の周りじゃないよ、口の中が痒くなったんだから。
でも、それを食べないとちょっと味気ない内容だったので、勇気を振り絞って食べてみようと思ったんです。30年以上食べていないとろろを。決死の覚悟。
――イケました。やっぱりいろんな皮が厚くなっているのかしら、痒くはなりませんでした。想像していたよりは感動的な美味しさではなかったけれど、食べた自分に感動。
これからは夏に、とろろそばとか食べてみたいな。

 

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