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2000-10-27 (Fri)

牛久沼のほとりにて

本日は職場の課で旅行です。行き先は茨城県の茎崎町にある宿。

レンタカーを借りて車で向かいました。でっかいワンボックスを借りたので、皆でワイワイと遠足のバスのような気分(中には車酔いする人まで出て、本当に遠足のバスみたい)。
僕はレンタカーって借りたことなかったし、車高の高い車も運転したことがなくて少し不安だったんですけど、うちの課でまともに運転できるのは僕と課長だけ。ほかはペーパードライバーばかりで、結局、最初から最後まで運転手でございました。
金曜日の首都高はやっぱりどこもゲロ混みで、空いていれば2時間もあれば着くはずの所なのに、常磐道の三郷JCTまで辿り着くのに2時間半も掛かってしまいましたよ。

宿に着くと、着替えもせずにソッコー宴会です。何しろ到着が8:00pm過ぎていたので、何だかとても慌ただしい。
でも、お料理は季節の物を誂えてあって、結構なお味。舟盛りも大変豪華でした。昨晩から喉が痛くて絶不調だったのですが、そんなことは吹っ飛びますよ。
風呂は温泉です。しかもなかなか広い。ちょっと熱めのお湯はトロン温泉と言って、効能が書いてあったけど、忘れちゃったな。きっとあちこちに良いだろうと思います。
風呂から上がると、マッサージ器でご満悦。初めは慌ただしかったけど、最後はすっごいのんびりできて、こういう旅行もアリだよなぁって思いました。

2000-10-28 (Sat)

牛久沼の翌日

さて今日は、泊まった宿から車で15分くらいの所にある「ワープステーション江戸」というテーマパークへ。営業開始は9:30amからでしたが、少し早めに着いてしまいました。ところが、すでに観光バスで団体客がいくつも群れを成しているんです。
周辺には他にこれって物は何もないから、ひょっとすると皆さん、「ワープステーション江戸」がお目当て? マジですか? ・・・・・・ハ、ハハハ。

江戸時代の町並みや風景を再現し、紹介するっていうのがコンセプトのようなんですが、これって「日光江戸村」とカブッてるんじゃねーの? 茨城県だけに水戸光圀公にちなんで作ったんでしょうけど、広い敷地にポツンポツンと点在しているアトラクションが、地方のテーマパークにありがちな物寂しさでいっぱいです。入場料1,400円にも納得いきませんが、中にはさらに金を取るアトラクションもあって、これは・・・どうなの?

昼食は牛久駅の近くにある「牛久シャトー」という所でバーベキュー。
運転があるのでビールが飲めないのは残念だったけど、鴨肉のバーベキューなんかもあって、ボリュームも満点でした。
鉄板の上で焼く方式なのですが、もやしとかキャベツとかをまず炒めて、その上で肉を蒸すように焼くと、表面があっと言う間に焦げないたりしないし、柔らかく焼けるんですね。
僕、がめついもんだから、最初から肉ばっかり焼いて焦がしてしまって。そんなやり方、初めて知りましたよ。

帰りは比較的道も混んでいなくて、早めに帰って来られました。疲れていたのか、家に着くとバタンと寝てしまい、起きたら読売ジャイアンツが日本一になっていました。
チッ、優勝の瞬間を見逃した。ま、別にいいですけど。

2000-10-30 (Mon)

しようもない揉め事

先週の木曜日あたりから、喉にわずかな痛みを覚えて、それでも無理して旅行になど行ったりしたものだから、ついに昨日からひどい風邪症状。あまりにツラいので、今日は仕事を休んでしまいました。季節の変わり目ということもあるんでしょうけど、僕の周囲は風邪が流行りつつあります。お気をつけいただきたい。

昨日も丸一日寝ていたので、さすがに今日は朝からちっとも眠れません。布団の中でひたすらゴロゴロしてるのは非常に退屈。と言うか苦痛。仕方がないので、普段は見られないワイドショーで紛らわしていました。

「長野県の田中康夫新知事の名刺を藤井世高企業局長が折り曲げた」という、実にお粗末な話題が各局のトップニュースでした。
部下に名刺を配って歩くなんて、いかにも世間知らずな阿呆ヅラを晒しているようで見ているこちらが辟易でしたが、それにいきり立つアホ官僚も大人げないでしょう。“新しい風を嫌う旧体制の官僚”っていうイメージを、全国に植え付けただけで、ひたすらマイナスだったと思いますよ。「自分は良識人だ」みたいな顔で、マスコミの前で自分の正当性を主張する企業局長の姿は、哀れにすら見えました。

だけど、こんなニュースを挙って伝える日本っていったい・・・。長野県政についても、もっと伝えるべき重要なことってあると思うんですが。

2000-10-31 (Tue)

♪まぁーさかり かーついで、きぃーんたろう〜

「金太郎」――この名を知らぬ人は、まずいないだろうと思います(サラリーマンのほうじゃありません、念のため)。では、どういう話かと聞かれたときに、果たしてどのくらいの人が明確に答えられるでしょうか。
たとえば、「桃太郎」や「一寸法師」、「かぐや姫」などは、どんなストーリーだったか、だいたい知っていると思います。
ところが「金太郎」だけは、昔から名前だけが一人歩きしていて、考えてみると僕も、まさかりをかついで、熊にまたがっているという例の童謡(作詞:石原和三郎/作曲:田村虎蔵)に謳われている姿しか思い浮かばないし、きちんと物語を読み聞かせてもらった記憶もありません。

今回、ちょこっと調べてみて初めて知ったのだけれど、なんと「金太郎」は、坂田金時という実在の人物なんですって! ちなみに坂田金時とは、平安時代の武将・源頼光の家来で、四天王の一人と言われた武士。その幼名が「金太郎」なのだそうです。

世に言う童話「金太郎」は、全国各地に古くからある“怪童伝説”が脚色されて形を成しているらしく、いろんな説があります。
酒田義家の嫡男として生まれたが、父親が殺され、敵から逃げ延びるために野山で暮らしたという話もあれば、母親は“山姥(やまんば)”で夢の中に出てきた“赤竜”との間にできたのが「金太郎」だという話もあるようです。出生地に関しても、童謡「きんたろう」のとおり“足柄山”なのかと思ったら、各地にその出生にまつわる話が残っています。

いずれにしても、「金太郎」の物語のほとんどは、熊と相撲をしたり、立ち木をなぎ倒したりという怪力エピソードを交えながら、源頼光に仕えるまでを描いた話のようですね。

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