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2013-06-05 (Wed)

なんかちょっと引っ掛かる

先週の「安住紳一郎の日曜天国」のオープニングで、安住アナが担当しているテレビ番組で好成績(高視聴率)だったことについて分析を進めていったところ、「番組中、安住アナのYシャツの襟が立っていたから」との結論に達した――という話をしていました。

襟がきちんと整っていれば気にも留めない場面で、安住アナの襟がピョコンとイレギュラーに立っていたばかりに、視聴者は「あれはいつ直すんだろう?」と気になり、チャンネルを変えずに見てしまったということらしいです。
テレビ番組で「正解は番組の最後に!」などと、見る者の興味を引っ張る手法なんかを業界用語で「フック」と言うそうで、“Hook”=引っ掛けるものという意味。つまり顧客(視聴者)の興味を引っ掛けておくということだそうです。

この手法、僕、相当コロッと引っ掛かりますね。「何か変、ちょっとイラッとする」くらいのフックをかまされると、完全にクリエイターの思うツボにハマります。
とくにテレビコマーシャル。以前であれば明治のチョコレートのCMで、森三中・村上の音程がズレているのが気になって気になって、日記に書いたこともありました。

これはかなり前から考えていたことなんですが、人に何かを訴える、伝えたいメッセージがある時は、絶対にこのフック(引っ掛かり)を与えたほうが良いということ。

たとえばヒット曲と言われる音楽は、絶対にどこかに“スマートじゃない”部分が潜んでいます。それはメロディーだったり、リズムだったり、演奏家の癖だったり etc...
美しいメロディーをただきれいに歌い上げるだけでは、たとえそれがウィーン少年合唱団であっても、聴く者に感動を与えるまでにはいかないんですよ。これはもう絶対に。
小説だって、ただ美しい日本語だけを並べても傑作にはなりません。

フック。「我が意を得たり」と思ったお話でした。

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