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2010-04-27 (Tue)

徳永ファンは読まないで

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徳永英明のカバーアルバム「VOCALIST」シリーズの売上が、累計500万枚を突破したと、今朝の芸能ニュースでやっていました。女性ボーカルの楽曲ばかりをカバーし、収録曲『恋におちて -Fall in love-』で紅白歌合戦にも出場するほど人気のシリーズですね。このほど最新作「VOCALIST 4」をリリースしたばかり。

なのですが、僕はどうも彼が歌うカバー曲に、今ひとつ心惹かれないんですよねぇ。
徳永英明の声からは“1/f ゆらぎ”が現れるとされ、これは美空ひばりや美輪明宏、森本レオなど限られた人しか持たない希有な才能で、ヒーリング効果をもたらすなどと言われています。
そんな“1/f ゆらぎ”を以てしても、魅力を感じないんです。カバー曲は大好きなのに。

他人の楽曲をカバーする場合、元歌の真似をしただけでは本家にはかなわないし、プロとして情けないわけで、いかに自分流のアレンジを施すかが重要なポイントとなります。
徳永英明の場合、そのアレンジが僕の欲するツボを、ことごとく外すんですよ。
これは個人的な好みなので、仕方がないんだよね。

「僕らの音楽」という番組で、aikoの『カブトムシ』秦基博がカバーしていたのが、すっっっごく素敵だったんですよ。声(音色)の使い方、フレージング、聴かせどころの的確さ。歌で人を感動させるというのは、こういうことだなって思いました。
僕が見たり聴いたりした中ではほかに、つるの剛士の『未来予想図Ⅱ』、スキマスイッチの『チェリー』、甲斐よしひろの『歌舞伎町の女王』、Superflyの『スキップ・ビート』、平井堅の『バレンタイン・キッス』、宇多田ヒカルの『プレイバックPart2』などが珠玉です。

念のためにお断りしておくと、徳永さんのオリジナル曲は好きです。『Rainy Blue』とか『輝きながら・・・』、『壊れかけのRadio』も良いですよね。

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